2.26.加護師匠





なにやら最近、「加護ちゃんが引いてる」とか「往年の勢いが感じられない」などの言葉を良く目にします。
ののと一緒に暴走するというようなことはなりをひそめているのは確かです。
加護ちゃんの中でそれだけでは物足りないとの気持ちが生まれてきたのも事実だと思います。
ニルヴァーナのカート・コバーンが、ただのラウド音楽からもっとアーティスティックな作品を作りたいと思ったように、
ビートルズがシングルをヒットチャートに飛ばしたりライブを繰り返す生活を辞め、
アルバムという作品づくりに専念したように。
今、加護ちゃん自身は世に発表する時には完璧な作品ではないと気が済まない!
そう思い始めてるのだと思います。
常に今の場所で満足しない。ゴールに到達したら、また次のゴールを目指す。
私もそんな加護ちゃんの姿に影響を受け、痛井病院を閉鎖して亜依国精神を始めたのです(嘘)。


Gacktモノマネ完成への執着心、自分の年齢では知るはずのない過去の作品「宮尾すすむのモノマネ」など
古典芸能への探究心、良くある作品(金八、酔っ払い)を更に自己流にパワーアップさせる創造力、
そして今まで誰も踏み入れたことのない所(リュージュ〜スケルトン)に足を踏み入れていく冒険心。
まさにプロフェッショナル、芸術家。
三流芸人達とは立ってる場所が違います。


芸術家タイプの人間は得てして、玄人受けばかりを狙い始める傾向があります。
わかってくれる人が分かってくれればいいと一般人を突き放すような感じになりがちです。
あえてメジャー路線を避けてマイナーな方へと走る芸術家タイプは多いです。
加護ちゃんの凄い所は、常にメジャーなフィールドに立ちつづけながら芸術作品を作り続けてること。
そして自分の原点を忘れず一般視聴者やお子様達が喜ぶことも忘れずにやってくれるサービス精神があることですね。
この前の「モーたい。」でのいもむしケーキを食べた時なんて正にそれです。


加護ちゃんの原点でもある『暴走』を久しぶりに見せてくれました。
TVを見ている加護信者への最大級のファンサービスです。
「アナーキー・イン・ザ・A.K.」と呼ばれお茶の間を驚愕させたぶりんこうんこ時代を思い出させてくれました。それもあの頃を数倍パワーアップさせた感がありましたね。
こんなんはやろうと思ったらいつでもやれるんやで!
との余裕も感じられました。


いくら上へ登りつめても、一般庶民の所まですぐに降りてきてくれる、初心を忘れない。
カンヌやベネチアを受賞しても、いつまでもパンツ一丁でTVに出てくる世界の北野を彷彿させます。
これから加護ちゃんがどんな作品を世に送り出してくれるのか、期待と興奮でワクワクしますね。
こんな素晴らしい師匠に出会えたことを神様に感謝してこれからも日々精進したいと思います。






その加護ちゃんの影に隠れてますが、娘。内のお笑いのパワーは今凄まじいと思うんですよね。
加護ちゃんとセットに見られるのを嫌う辻ちゃんは加護ちゃんとはあえて違うフィールドで勝負を始めてます。
体を使う動きの笑い。そしてお決まりのパターンを繰り返す笑いですね。
これは結して、加護ちゃんと比べて質が落ちるとは言えません。
常に視聴者が自分に求めてるもの(食いしん坊ネタ、変顔など)を表現し続けることも、
お笑いとしては重要だと思います。
加護ちゃんが違う場所へと向かいだした後、しっかりとその場所をキープして更に磨きをかけています。

さすが、加護ちゃんの永遠のライバルです。
翼くんで言う所の岬くんです。ピストルで言う所のでんでんです(闇笑)。


そして最近驚かされるのが、よっすぃ。
以前から、「保田さんがうらやますぃ〜!」と言ってた彼女はここ最近のハロモニで
寒いことを完全にやりきるという自分に合ったお笑いを習得したように見えます。
画面に映っただけで笑わせてしまうベタな変装。そしてベタなギャグ。
それをあの美形のよっすぃが恥ずかしがらずにやりきってしまう。
これをやられたら、その辺のお笑い芸人では歯が立たないですよね。


いじられキャラに更に磨きをかけてきたチャーミー。
行くとこまで行ってやる!と自虐的に突き進む圭ちゃん。
ギャップでの笑いが凄まじいごっちん。


ここまで役者が揃った今のモーニング娘。は無敵ですよね。


この役者揃いのグループを使いこなせるTVスタッフはそうそういないでしょう。
「モーたい。」スタッフが娘。達をどう使ったらいいのか悩んでしまうのも
ある意味しょうがないのかもしれないですね。


今度の「うたばん」では5期メンの「キャラ立ち」にスポットを当てるようなので
今後あの4人が新たなキャラを確立したら?と思うと...末恐ろしいです。







(w)や(爆)を使わないで書きましたが、何か?(w)
ええ、こうゆうのを加護右翼って言うみたいですね(笑)。