1.26.奇跡の復活



伝説のグループの復活。
海外でも、イーグルスやピストルズなど大物バンドの再結成がここ10年盛んである。
しかし、伝説のバンドと言われるグループはそう簡単に再結成することはありえなかった。
ザ・ビートルズのように中心メンバーが他界してしまったバンドなどは
尚更、復活などはありえない。伝説として語り継がれていくしかないのである。


もう一度見たい。


2年前に日本に姿を現した伝説のユニット。
人々はその伝説のユニットの姿を頭で思い描き、かなわぬ思いを胸に
過去のビデオや音源をひたすら聞き続け生きていくしかないのだ。
CD音源が何もなく、残っている資料はわずかなTV出演の映像とラジオ音源のみ。
わずかな活動期間だったにも関わらず、長い間人々によって伝説は語りつがれてきた。
偶然その活動を目撃した者は口を揃えてこう言う。

「あれは奇跡だった!!」


その活動を目撃することができず、噂だけでこの話を聞いた者は

「一度でいいから見たかった!」

そう嘆き悲しんで今まで生きてきたのである。



2003年1月25日。

歴史が動いた。

伝説から約2年経過したこの日、遂に幻と呼ばれたあのユニットが復活を遂げたのである。
それはあまりにも突然の出来事であった。





先週、さんまと死闘を繰広げた加護ちゃんがわずか1週間という期間しか置かずに
再戦を果たすことになった。
この間に、スパーリングがてら愛内なんたらと一戦交えてはいるが、
あえてここで語る必要もないだろう。

瞬殺&撲殺という結果で、あのエセ関西人を
ブラウン管内で血祭りにあげてしまった事は
みなさんの記憶にも新しい事だと思う。
向かって来る者は、いくら格下であっても容赦しない。
リングに上がれば全力を出すのみ!
加護ちゃんの真正直な姿勢が良く現れていた番組であった。


今回の番組は、前情報が少なかった事もあり、どのような内容なのか私自身まったくわからないで
放送を迎えることとなった。
ミニモニ。としての出演だと聞いていたので、楽屋を映したり、PV撮影現場を放送したりのレベルだと
高を括っていたのだが、とんでもない!!

ガチンコ・トーク・バトルやん!!!

ゴールデンでしかも2時間という長時間番組の一番手。
掴みとして非常に重要な部分をミニモニ。は任されている。
番組制作者側のミニモニ。への強い期待が伺える。
いや、ひょっとしたら収録後、あまりの凄さに順番を入れ替えた可能性も否定できない。
それほどまでに他のゲストとはレベルの違う内容であった。



番組始まってすぐにトーク内容はやぐの卒業と高橋ちゃんの加入話でスタートした。
本来ならここで話が膨らむ所であるが、さらっとスルーされてしまう。
ある意味微妙な感じではあるが、仕方ない。
今回は「あいののvsさんまの再戦」というのが番組の目的なのだから。

序盤戦、さんまがまずは飛ばす。
年齢ネタや子供ネタで番組にリズムを出していく。
高橋ちゃんお得意の出身地話もあっさりスルーされた、その直後!
所ジョージから「お父さんに何か買ってあげたりするの?」との質問が投げかけられた。



クリスマス・プレゼントに、お婆ちゃんと一緒に黒いマフラー編んだ。






<それほとんどお婆ちゃんが編んでるんやろ?









<3/3






いきなり最上級のボケキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!








突っ込むことも忘れ、悶絶する事しかできないさんま。



2年前、タンポポでの「うたばん」出演時、
プッチモニのトークが長くてタンポポの時間が短いという話題の時に
「プッチモニのトークを20分にして、残り20分をミニモニ。に」
と放ったあの痛快なボケを思いださせるあまりにもストレートで豪快な一撃であった。



今回はきっちりとさんまに決着をつける!
その意気込みで臨んで来た加護ちゃんはまったく手を緩める様子がない。
すかさず十八番の「モノマネ」で決着を付けに来る。
もうこうなったら独壇場である。



過去何度も披露し続けて来た、黒柳徹子。
さんまの「田村正和やないか!」というツッコミを受けても、一向に怯むことなく、
「聞いてください。」と一言。

とりあえず最後まで見とけ!と、そんなツッコミはよういらん!と。
まさに王者の風格である。



自分の持ちネタはいくらさんまでも遮らせない。最後までやりとげる。
素晴らしい芸人魂である。さんま堪らず2度目のダウン。
強い!強すぎる!!加護ちゃんに一方的にやられ続けるさんま。
この前とは完全に違う。相手とのバトルを楽しむというよりも、完全に相手を潰しにかかっている。



とどめはさんま本人のモノマネ。
相手に自分のモノマネをされるというのは防御が非常に難しい。
返すすべがないと言ってもいいだろう。




「お前なめてんのか」


さんま精一杯の反撃もむなしく響く。
さんまが加護ちゃんに白旗を揚げた瞬間と言っていいであろう。




勝利を確信した加護ちゃんは所ジョージにも牙を剥く。
似てないモノマネを徹底的にやり続けるというその新手の攻撃は
出せば出すほど効果的に相手にダメージを与え続ける。
途中で笑うことなく、とにかく何度でもやり続けるというその手法に
さんまも所もなすすべがない。
2人ともリングに深く沈んで行った。



圧勝劇!
これだけで満足であった。これ以上もう何も望んではいなかった。
さんまとの勝負に決着がついたという事実だけで私は満足であった。
しかし、この素晴らしい戦いが単なる前フリにすぎなかったとを
誰が予想できたであろう!!




まさに、加護ちゃんは神!!


あいのの最強!!!







それは敗者であるさんまの一言で始まった。


さんま「中澤ねえさんの歌ってどんな歌やっけ?」








ま、まさか...





ま、ま、マジでか!?































ぶりんこうんこ奇跡の復活!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!







ここで、ぶりんこの復活が見れるとは...ありえへん!!ありえへんよ!!(号泣)

2年前は「トゥエンティ、トゥエンティ、トゥエンティ、セブーーン♪」という歌いだしであったが
今回は「三十路、三十路、三十路、みそじーーー♪」と新たに改良されているバージョンだ。
始まる前は若干二人でフリを確認する場面があったものの、始まったら2年のブランクを
まったく感じさせない素晴らしいコンビネーションを見せつける。
2年前に見せたラストのウッチパーチキのラップ部分は省略されていたものの
ほぼあの時のままと言っていいであろう。
ぶりんこうんこ2年振りの完全復活だ!!
何の打ち合わせもなく、一瞬にしてこの復活劇。
やはり、あいののは最強だ。



今から2年前、突如ブラウン管に姿を現した伝説のユニット・ぶりんこうんこ。
“真のあいののイヤー”と言われている2003年、遂にあの伝説のユニットまで
復活を遂げたのである。
もう誰も止められない!!
6期メン加入に浮かれているヲタ達を、遥か遠くに置き去りにしてしまうほど
今の二人は別次元に到達している。

もう、モーニング娘。は私には必要ないのかもしれない。
モーヲタとしては考えてはいけないこの言葉。
しかし、私は確信した。
あいののが居れば、モーニング娘。という器でさえも私にはもう必要ないのかもしれないと。






まさに、ぶりんこうんこが輝いて見える!!


っていうか、あそこでぶりんこうんこを歌わせるってこの演出!!
この番組のデイレクター、めっちゃディープすぎるヲタやで!!(w 素晴らしいよ!!感動した!!