5.10.ミニモニ。数え歌〜お風呂ばーじょん〜



新生ミニモニ。第2弾シングル「ミニモニ。数え歌〜お風呂ばーじょん〜」が
ミュージックステーションでTV初公開された。
新生ミニモニ。のテーマは『挑戦』。
今回のシングルでも前代未聞の挑戦を行なっている。
同一曲にまったく違った歌詞を乗せて、「お風呂ばーじょん」「デートばーじょん」と
2つの異なる楽曲として完成させているのだ。
ガンズ&ローゼスが91年に2枚同時リリースしたアルバム「ユーズ・ユア・イリュージョンT&U」に
「Don’t Cry」という曲の歌詞違いを両方に収録したというケースがあったが、
あれは「オリジナルの歌詞」と「新たに書き直した歌詞」の2曲という形で、
まったく別の曲という訳ではなかった。ぶっちゃけ“手抜き”というやつである。
今回の「ミニモニ。数え歌」は、それとは次元が違う。
まったく別の意味を持った曲として仕上げているのである。

そして、その2曲をメインの2人が別々に分かれて歌っているのである。
「お風呂ばーじょん」は辻ちゃん、「デートばーじょん」は加護ちゃん。
天下のあいののをこのような形でセパレートして、お互いにメインボーカルを
務めさせたというのはかなり画期的な出来事である。
「デートばーじょん」(別名・加護ちゃんばーじょん)については、ハロモニ。でのTV初公開後に
感想を書きたいと思うので、本日は「お風呂ばーじょん」(別名・辻ちゃんバージョン)について
書いていきたいと思う。





まず驚いたのがこの衣装だ!
ミニモニ。を表現する時に『萌え』という言葉が世間一般では良く使われているが、
私はミニモニ。の曲に対しては『萌え』という言葉はあまり使ってこなかった。
あえて挙げれば「ひなまちゅり」ぐらいであろうか?
なんでもかんでも『萌え萌え』言ってりゃいいってもんじゃない!と死んだおじいちゃんに
しつけられていたので、私は『萌えの乱用』は避けている。
『加護ちゃんかわいいー』なども同様だ。
萌えていないわけではないし、加護ちゃんがかわいいのも至極当然のことであるが
乱用することによって、その言葉に重みがなくなるのが嫌なのである。

しかし、この衣装、そしてこの曲に対しては『萌え』という言葉を使わざるおえない。
というか、この曲の重要なキーワードは『萌え』である。
「県庁所在地」では“パンツ帽”という子供なら誰もが被りたくなるようなアバンギャルドな帽子を
被って歌っていたが、今回はシャンプーハットをサンバイザー風に仕立て上げるという
とってもキュートな感じになっている。
衣装はお風呂をイメージして、ちょっと夏らしいパジャマっぽい感じでかわいらしさ満天。
とても涼しそうな感じで、夏コンでコスプレに挑戦しようとしているヲタにも十分配慮されている。
とにかく、ミニモニ。の過去の衣装の中でも「かわいらしさ」を強調した点で言うと、
1.2を争う出来である。まさに『萌え着』だ!


お風呂の歌というと、日本人なら誰しもが「ザ・ドリフターズ/いい湯だな(ビバノン・ロック)」
思い出すと思う。
そして、その歌から連想するのは、しなびたお●ん●んをブラブラさせたご老人やおっさんが
お風呂に浸かってマタ〜リしている絵だ。
またはポンキッキの「お風呂の数え歌」を思い出す人もいるかもしれない。
この曲は男の子が主人公なので、ジャバジャバと元気よくお風呂に浸かってる絵が思いだされる。
過去のお風呂の歌は、どれも男がメインなのでかわいらしい感じの曲は皆無だった。
女の子でお風呂の歌というとやや危険な感じがあるので、誰もその手の曲は作って来なかった
ということであろう。
女の子がお風呂で口ずさめる曲は、今までこの日本には存在しなかったのである。
しかし、遂にこの日本にも女の子が楽しくお風呂で口ずさめるお風呂ソングが誕生したのだ!
全国に20万人居ると言われている“お風呂嫌いの女の子”たち。
ミニモニ。はこの曲でその女の子達に生きる喜びを与えたと言っても過言ではないのだ。
ちなみに私はお風呂に入らない女の子も好きであるが(変態爆)


数え歌というと、過去にも色々な曲があった。
私の中で数え歌というと「いなかっぺ大将」の「大ちゃん数え歌」なのだが、
「ひとつ人より力持ち、ふたつふるさと後にして」と数え歌というのはこのように
数字を上手く歌詞に絡めた言葉遊び的な歌になっているものである。
しかし、「ミニモニ。数え歌」の歌詞はその常識を覆した!!





1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.
11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.




数えるのみ



これぞ、正真正銘の数え歌!!

数える時は数える事に徹する!!

余計な言葉を絡めることなど邪道なのだ!!






お風呂に入って数えましょう!

ほら!お風呂に入って数えましょう!

ラララ楽しいな!ラララ楽しいな!

ほら!お風呂は楽しいな





歌詞はこれのみ。シンプル・イズ・ベスト!!
お風呂に入って数えるための歌。
これぞ真の数え歌と呼べる曲だ。

「県庁所在地」は2分弱の間に、47都道府県の県庁所在地を網羅するという子供達には
ちょっぴり頭が疲れる歌詞だったので、今作ではその疲れた頭を少し癒す作用も含まれている。
勉強した後はお風呂に入ってゆっくりと体を休めようね!
ミニモニ。のとってもやさしい心遣いである。
現代人は心も体も疲れきっている人が多い。
疲れがとれなくて困っている人には、この「ミニモニ。数え歌〜辻ちゃんばーじょん〜」を
聞きながら(口ずさみながら)お風呂に入ってゆっくり体をリフレッシュする事をオススメしたい。