3.8.ブレーメンの音楽隊(1949)第1話


どれだけこの日を待っていただろう。
昨年末初めてこの番組のCMを見た時からかなりの期待感が沸いていたが、
今年に入り高橋ちゃん編が放送され、その本格的な作りに驚かされ期待度が更に増した。
そして、辻ちゃん編で、あの素晴らしい辻ちゃんの演技、辻ちゃんのキャラクターを存分に
活かした演出を見て、私の期待度は最高潮に達していた。

3月6日(土)遂に「ブレーメンの音楽隊/加護ちゃん編」が初放送される。
この日はネットラジオの準備があるため、私の家に18時すぎからヲタ友が集まった。
せっかくの初放送、私は1人きりで集中して見たかったのだが、みんなと一緒に見ることに。

19時になり番組がスタート。
始まった瞬間、この映像を見ただけで震えが起きた。
NHK教育を見ているハズが大きな映画館で映画を見ているような
錯覚を覚えた。これは凄い!!
そこに映っているのは加護ちゃんであって加護ちゃんじゃない。
丹羽雛子その人である。
1949年は私の生まれるずっと前の時代だ。
しかし、一瞬にして私自身、このドラマの中に心が入りこんでしまった。

っていうか、俺自身が1949年!防災頭巾被りまくりやっちゅうねん!!(ラジオ使いまわし爆)

「夏でもないのに麦藁帽子なんておかしいって言いはるんでしょ。
でもこれしかないんです。」

記念すべき雛子ちゃんの初セリフ。
このセリフを聞いた瞬間に私の心はラララLOVE SONG。
次から次と雛子ちゃんが繰り出す関西弁にFALL IN LOVE。
普段はめったに加護ちゃんが関西弁を喋ってる姿は見れない。
雛子ちゃんが喋っているのを見ていると、私の知らない
加護ちゃんを見ているようで不思議な気分になってくる。

今まで加護ちゃんの出演したドラマをずっと見続けてきたが、ワンシーンかツーシーンぐらいしか
一回の放送では出番がなかった。
今回は次から次へと場面が変わり、そのすべてのシーンに加護ちゃんが映っている。
これは私が夢にまで見た映像だが、実際目の当たりにするとあまりにも贅沢すぎた。
30分間加護ちゃんを中心に世界が回っているのだ。
主演ドラマなら当たり前のことかもしれないが私にとっては感無量の出来事である。
そのあっという間の30分間が2時間ぐらいの大作映画を見たような気分に感じたのは
この素晴らしい加護ちゃんの表情が原因であろう。




30分の間にかなりの内容を詰め込んでいるが、見ている人がきちんとストーリーに入り込め、
どのシーンも鮮明に頭に残っているのは、セリフだけでなく表情で見事に演じているお陰だ。

天使のような表情でハーモニカの演奏会を見つめるシーン
家族に楽しい思いをさせてあげたかったと涙するシーン
家族の写真をやさしい表情でじっと見つめるシーン
「それが生きてるもんの務めです」とツルさんに強く言い切るシーン

第1回の放送にして、数多くの名場面を素晴らしい表情で演じきった加護ちゃん。
加護ちゃんの演技力、表現力はとてつもない次元に突入している。
「こち池」の由美ちゃんを演じている時も、その演技力の凄さは現れてはいたが、
今回のように1つのストーリーを加護ちゃん中心に展開するとあらためてその凄さが実感できた。



一緒にTVを見ていたしりうす。氏やミスターポポ氏は、加護ちゃんの素晴らしい演技には目もくれず
「メイド姿うひょー!!」「メイドの衣装が変わった!!」などと騒ぎまくっていた。
私はそんなヲタ達の存在を忘れ、雛子ちゃんに恋をし、雛子ちゃんと一緒になって泣いた。
今これを書いてる時も、雛子ちゃんが心配でしょうがない。雛子ちゃんの事を考えると胸が熱くなる。

月曜日は由美ちゃんに会える。土曜日には雛子ちゃんに会える。
あーダメだ!ダメだ!!俺には加護ちゃんという素晴らしい人がいるっていうのに・・・

おお神よ!!なんで僕はこんなにも恋多き男になってしまったのでしょう!!ジーザス!