1.27.なっち卒業から一日経って


卒業コンの翌日に会社に行くってのは本当嫌でね。
どいつもこいつも聞いてくるから。「昨日行ったんですよね?どうでした?」って。
別に聞かれるのは構わないし、「ええ、3万2千円で立見席買って見てきたけど何か問題でも?」
ってさらっと言えるぐらい社内ではカミングアウトしてるんですけどね。
なんていうか、やっぱあの夢のような出来事から一夜明けて普段の生活に急に戻る虚しさね、
ちょっとこれがたまんないんですよね。
普段のライブだったら、次の日仕事でも、昨日は楽しかった!また一週間頑張ろう!って
テンションになるんだけど、あの卒業コンの雰囲気から急に現実社会に戻るってのが
たまんなく嫌ですね。


加護ちゃん、辻ちゃん、こんこんの事とか、色々と思うことはありますが、
昨日はなっちが主役だし、なっちは素晴らしいステージを見せてくれたので私は満足しています。
なっちにおめでとう!って心から言ってあげたいですね。
娘。からの卒業に対して「おめでとう」って言うのはおかしいかおかしくないかって良く議論に
なってますが、正しい答えなんてないと思うし、人それぞれだと思いますが、
私は今回、おめでとう!って言えますね。っていうか、言いたい。
寂しいし、悲しい気持ちはあるけれど、おめでとうの気持ちの方が強いです。
それ以上に今までありがとう!って気持ちが一番強いけども。

ちゃむの卒業まではちょっと別物かもしれないけど、裕ちゃんの卒業もあの本を読む限りでは
本人が切望した卒業だった訳だし、ごっちんも卒業後の大活躍見ると今はおめでとうって
言えるし、圭ちゃんはちょっと微妙な感じだけども。
裕ちゃんもごっちんも卒業式の時は「おめでとう」って言えなかったけど、なっちは卒業式の時から
言えましたね。

今までの卒業式の中でもここまで泣いたことはないってぐらい私自身泣いちゃったんだけど、
なんでこんなに泣いたんだろうって考えると、寂しさとか悲しさではないんですよね。
なっちとメンバーの深い愛情というか深い絆を見て泣けるっていう感じ。ある意味では寂しさだけど。
こんなにも深い絆を大人の力で引き裂くな!卒業なんてさせるな!って言いたい気持ちも
分かるけど、なっちは娘。に居るよりもソロとしてやっていく事を望んでるわけですからね。
大好きな所から旅立つのは悲しいだろうけど、それは自分の将来のためにしょうがない選択な訳で
そりゃ両方選べればいいだろうけど、現実的にそれは無理なんだし、本人がそれを望んで
旅立つわけだから、やっぱおめでとう!でしょって私は思う。っていうか、今回は思える。


モーニング娘。はただのグループじゃなくて、やっぱ家族ですよね。
今までずっと一緒に暮らしてて、上のお姉さんから順に就職するために住んでる家を出て行く。
そりゃ今まで1人暮らししたことなくて初めて1人になる時は寂しいだろうし、
残る家族も悲しいでしょう。
できることならずっと一緒に生活したいだろうけど、そうすると自分のやりたい仕事に就けないって
場合もあるし。
でも、一緒に住んでなくたって家族には変わらないし、自分よりも先に就職して1人暮らししてる
お姉さんもすでに何人か居て、みんなそれぞれ頑張っている。自分の未来に向かって。
元々はこうゆうグループではなかったし、モーニング娘。という家族に入る事が夢だった子も
いるだろうけど、夢が叶ってまだ次の夢が出来るって、人間なら良くあることですからね。

6年経ってモーニング娘。って日本が誇る素晴らしい家族になったんだなぁって思います。
家を巣立って行くお姉さんが居れば、新しく家族の一員になる子もいる。
ずっと同じメンバーで居た方が幸せなのかどうかなんて誰にもわかんないし、ずっと同じだったら
新しいメンバーには出会えなかったわけだし。
なにより巣立って行ったお姉さん達が日々楽しそうにしているのを見ると、良かったねって
私は言ってあげたくなる。

ファン1人1人この卒業ってものに対する考え方や感じ方って違うと思うし、
今は悲しくてしょうがない人もいっぱい居ると思うんで、それもまた普通の事だと思いますけどね。
おめでとうって言ってる人も、悲しいって言ってる人も、どちらも居て当然だと思うし。
ただ、お互いの感情を否定するのは間違ってると思う。
今は自分の気持ちに正直に書くのがいいと思いますね。
ごっちんの時は私も本当に辛かったし、あの時はずっと愚痴ってた。
あの時の自分の感情を間違えだったなんて思わないし、あの気持ちがあったからこそ
その後のごっちんの活躍がスゴイうれしかったし、その後の娘。達もスゴイ愛しく思えたし。


メンバーからなっちへメッセージを言う場面で今回すごい印象的だったのは、
マイクを使って喋った後になっちとメンバーが抱き合って、そのまま数秒間なっちが1人1人に
長い言葉をかけてたところ。
お客さんには聞こえない、その場の2人だけで抱き合いながら言葉を交わしてるシーン。
あそこが一番印象的でしたね。なっちってスゴイ人だなぁって思った。

最後の曲として「ふるさと」を選んだってのはスゴイ良かったなって思いますね。
今までなっちにとっては「ふるさと」を歌う時に故郷の室蘭を思い出してたんだろうけど、
これからソロとして「ふるさと」を歌う時には、モーニング娘。のメンバーのことを思い出しながら
歌うんだろうなぁ〜って。
娘。のメンバーもこれからは「ふるさと」聞くとなっちの事思い出すのかな。

次にミュージカルでなっちに会うのが今は楽しみでしょうがないです。





加護ちゃん、辻ちゃん、こんこん、早く元気になってください!!