6.12.熱っちぃ地球を冷ました加護ちゃん





ミュージカルネタバレあり


千秋楽を前にして、今更ミュージカル・カキコかよ!と言われそうなんですが、
ちょっと色々ありまして、こんなに遅れてしまいました。
すでにミュージカルを観に行った方は内容や見所などは十分分かっているかと思いますので、
私はミュージカルに参加する予定のない方々のためだけに
このミュージカルがどんなお話だったのかを説明したいと思います。



加護ちゃんが2020年の地球を救う。
これが今回のミュージカルのテーマです。
「熱っちぃ地球を冷ますんだっ」とのタイトルがついてますが、
見事に熱っちい地球を冷ますことに成功したのが加護ちゃんです。
「地球の温暖化」がキーワードということなので、主役である加護ちゃんには
団温子という名前が付けられています。温暖化をちょっともじった名前です。


物語の舞台は、「I WISH学園」という名の女子高。
2004年の「I WISH学園」と2020年の「I WISH学園」がリンクして話が進んでいきます。
2020年の地球は温暖化が進み、地球崩壊の危機にさらされています。
「I WISH学園」でも火災が起き、体育館は火の海に包まれ、中に居た生徒たちが助けを求めます。
生徒の高橋ちゃんが携帯電話で助けを求めようとすると、不思議なことに
2004年の「I WISH学園」の生徒に電話が繋がります。
電話が繋がったのが、エコ倶楽部に所属している加護ちゃんです。
過去の人間の行いのせいで、未来の人間が大変な目にあっている。
それを知った加護ちゃんはどうしたらいいのか悩みます。
エコロジーを考えるために倶楽部に所属しているハズが、今まで本気でエコロジーを考えていなかった。
そのことに悩み、どうしたらいいのか考え抜きます。

しかし、同じエコ倶楽部のメンバーや他の学生達は加護ちゃんの話をまともに受け取ろうとはしません。
加護ちゃんが将来の地球のために、電気の無駄遣いをやめよう!と訴えても、
「あんただって電気使うくせに、えらそうな事言うな!」と罵声を浴びせます。
ステージ上で何人もの生徒に囲まれて文句を言われる加護ちゃん。
今回のミュージカルで私の胸が一番熱く燃えたのがこのシーンです。
あまりにも加護ちゃんがかわいそうで見てられない。
何度目を背けようと思ったことか。
それほどまでにここでの加護ちゃんはリアルで迫真に迫る演技を見せてくれます。

未来のために、私達一人一人がどうすればいいのか考えることが重要。
「考えよう!」そう力強く訴える加護ちゃん。
しかし、加護ちゃんを除いた「I WISH学園」の生徒達は聞く耳を持ちません。
のんきにフットサルに講じる生徒、スキヤキを食べるのに精一杯の生徒。
そこでまた、加護ちゃんの携帯が鳴ります。
2020年の生徒から再びSOSです。
他の生徒に頼ることはできない。
そう決意した加護ちゃんは、自らの力で地球を救うことを決断します。
その加護ちゃんの強い意志に打たれたエコ倶楽部の仲間達も加護ちゃんと共に立ち上がります。


ここでエコエコレンジャーの誕生です。
 

加護ちゃんの思いが奇跡を呼び起こしました。
エコエコレンジャーに変身した4人は、電気を無駄に使っている生徒達を次々と退治していきます。
携帯の充電が終わったあともコンセントに差したままの充電器を抜いたり、
つけっぱなしの電気を消したり、エコロジーに努めます。
すると、2020年の「I WISH学園」の火災が沈静化していったのです。
未来の熱っちい地球が加護ちゃんの力で冷ますことができたのです。
2020年の生徒達は加護ちゃんに涙ながらにお礼を言います。
「ありがとう!あなたは私達の命の恩人です!」と。
すると加護ちゃんは、こう言ったのです。
「ありがとうなんておかしいよ。私達過去の人間のせいで未来の地球がこんな目にあったんだから。」
その言葉を聞いた他の生徒達は加護ちゃんのもとに近づき謝りました。
「ごめんなさい!これから未来の地球の事を考えて生活します。心を入れ替えます。」


加護ちゃんが未来の地球を救った。
熱っちぃ地球を冷ました加護ちゃん。
加護ちゃんにとってモーニング娘。として最後のミュージカルはとてもメッセージ性の強い、
見ている観客も環境問題について考えさせられるお話でした。
「考えよう!」この加護ちゃんの言葉通り、私達一人一人が未来の地球の事を考えることが重要。
とりあえず充電が終わったらコンセントを抜く。小さいことだけど私はこれから始めようと思います。


メモりながら見ていたわけではないので、若干セリフ部分など違う部分もあるかもしれませんが、
おおよそこんな感じのお話です。っていうか、私はこう記憶しています。