2.25.「2nd W」〜第7回加護右翼試聴会〜




どうも、こんばんは!ピストルです。
いつもよりかなり遅れてしまいましたが、なんとか発売日前に間に合いました。
ミニモニ。1stアルバムから約3年間続けて参りました世界最速レビューの時間です。
今回は、Wのお2人に先に全曲レビューされてしまいましたので、
残念ながら世界最速の称号は使えませんが、気持ちだけは最速ってことで
頑張りたいと思います。
では、いつものようにでんでんさんをお呼びします!!


どうも〜♪博多あやや撲滅運動開催中のでんでんです!
いや〜遂にこの時が来たね!
待ち遠しい気持ちがありつつも、聞くのが怖いって気持ちもありーので、
複雑な心境ですよ。


「デュオU&U」がとんでもないアルバムだっただけに、
聞く方もめっちゃプレッシャーあるよな。
では、早速行きましょうか。
あまりにも長いので全部読む人居るのかな?って感じだけど
好き勝手書かせていただきます(w



3月2日発売「2nd W」




1.Wのテ〜マ  ピストル

記念すべきW初オリジナルアルバムの冒頭を飾るのは、
これからWのテーマソングになるその名もずばり「Wのテ〜マ」。

映画「地獄の黙示緑」のオープニングを彷彿させるような、
ヘリコプター音が遠くから聞こえて来る。
そこに中近東風のエキゾチックなバイオリンのフレーズが鳴り響く中、
「ハロー・エブリワン!ダブルユー・セブンティーン!」と
つんく総統の演説が始まる。

W戦闘開始だ!!遊びは終わりDAZE!!

「ユー!ユー!ダッダッブルユー!」と2人が繰り返し連呼する。
そこに絡むつんくボイス、けたたましく鳴り響くサイレン音、
激しくビートがたたみかける。

ユー!ユー!ダッダッブルユー!
ユー!ユー!ダッダッブルユー!
ユー!ユー!ダッダッダブルユ〜〜!


めちゃめちゃクールだ!アドレナリン暴発だ!Wの黙示録だ!!
この曲でライブが開演することを想像するだけで鳥肌もん。
真っ暗な会場内にサイレン音が響き渡り、サーチライトが照らされ
この曲が爆音で流れた瞬間、観客のテンションが最高潮になること必至!
そこに正義のヒーロー・W(ダブルユー)が颯爽と登場!!

うおおおおおおおおおおお!!!!!!
Wの驚異のステージの幕開けだぁぁ!!!
って感じの単独ライブやってく・だ・さ・い・ね!!マジで!!





2.デコボコセブンティーン  でんでん

アルバムの中でタイトルで感じたイメージと内容が一番違った一曲。
ジャンル的にはテクノポップというべきか。
シンセの一定のフレーズ(シーケンス)がこの曲の
リズムとメロディの両方の根幹を支えており、
バックには何重にも電子音が散りばめられている。

問題なのは歌詞。
デコボコのセブンティーンという事であいののを
指してると思ってたがdでもない。
恋愛、しかもアダルトな世界の恋愛だった。

『CDでーた』で加護さんはこの曲を
「歌詞がエッチなんで頑張ってかわいく歌ってます。
私達の精一杯のセクシーボイスです」と解説している。
エロティックな人間ほどこの歌詞を深読みしてしまいがちだが、
可愛らしくてイジらしい、切ない女の子な二人の声を聴くと
どんなエロス村出身の人間でも胸キュンになるのは間違い無い。

NO! WAR!
NO! EROS!

つんくの思惑は知らないがあいののにエッチな歌詞を強要すれば、
爽やか胸キュン恋愛に昇華してしまうという
二人の奇跡が感じられる一曲。





4.五月雨恋歌/唄:W(ふんわりオム)  ふんわりピス

演歌。
そうこれはW流の演歌。演歌の進化形ナンバーだ。
演歌といっても、そんじょそこらのしみったれた古臭い曲を想像してもらっては困る。
せめてキヨシかユキドンあたりを想像して欲しい。

. @ノハ@
  ( ‘д‘)   | | コラッ!! そんなん想像さすなっ!!
 と    )    | |
   Y /ノ    人
    / )    <  >
  _/し' //. V;`Д´)y━~
 (_フ彡        /  ←ピストル

この曲調ということもあって、あえて「ふんわりオム」というユニット名で
表記されてるのであろう。
演歌専用の芸名ということだ。
オーロラ輝子か東京プリンみたいなものであろうか。

∋oノハヽo∈ ガッ___〃@ノノハ@
  ( `D´)    |  |  (‘д‘ )  そんなもんと一緒にするな言うてんねん!!
 と    )   .=|  |==○○=  ヽ
..  / ,ノ   .从|__|イ∩ ヽ  、(⌒)っ
_/し' // ( `Д´)/   ヽ_)
(_フ彡 ガッ   ↑ピストル


メインに歌うのは加護ちゃん。
辻ちゃんはファルセットをうまく駆使し、バックコーラスに徹している。
今までのWの曲の中でも、2人がこのような形で絡む曲はなかった。
交互に歌ったり、ハモったり、ユニゾンしたりはあったが、
一人が完全にメインパートを歌い、そこにサブとして絶妙に絡んでいくこのような形は
なかなか新鮮で、Wの新たな魅力が存分でている。これぞデュオならでは。

彼への想いを切々と歌うところは、やさしく時に切なく。
サビの部分は彼への忘れられない思いを激しくぶつけるように
力強く情熱的に歌っています。
この曲で加護ちゃんの新たな歌唱力に触れることができます。

「悲しい曲だけど、本当に力作です。」
加護ちゃんのこの曲についてのコメントである。
ほんとに悲しすぎる。悲しすぎるんです。
加護ちゃんがこんなに悲しい曲を切々と情熱的に歌ってくれるなんて
僕はただただ泣くしかないんです。

加護ちゃんが別れた彼への想いを悲しく歌うなんて、
あまりにも非現実すぎて鼻で笑っちゃうゆー!と言いたいところですが、
泣けちゃうんです。もう、胸がしくしくと五月雨を降らしちゃうんです。
加護ちゃんの歌う世界に引き込まれちゃうんです!!
聞き終えたあとは、あなたも加護ちゃんと同じ気持ちになってるハズです。
あの人のこと今も・・・忘れられない(涙)





6.抱きしめないで〜日記付き〜  ピストル

※注意※この曲はヘッドホン着用で聞いてください。
昔のアテナ映像のビデオや、最近だとデマンドあたりが
ヘッドホンを着用することによって立体音響を楽しめるビデオを発売してるが、
この曲もぜひヘッドホンを着用して聞いて欲しい。素晴らしい世界を堪能できます。



アルバムの中で一番胸がきゅんきゅんする曲。
曲調的には「通学列車」あたりを思い出してもらうといいかもしれない。
ゆったりとやさしいメロディの中、2人が甘く囁くように歌ってくれる。
ヘッドホンを装着してると、2人の天使がパタパタと飛びながら
耳元で囁いてる気がしてくる。

出だしの「抱きしめないで 抱きしめないで♪」の辻ちゃんパートで
まず数千人規模の辻ちゃん推しがとろけ死ぬだろう。
その後に続く「くちづけのあと くちづけのあと♪」の加護ちゃんパートで
数千人規模の加護ちゃん推しが震え死ぬだろう。

とにかく歌い方が強烈だ。
一語一語発するその声が、息が震える音までハッキリと伝わって来る感じ。
とんでもない殺傷能力を持っている。
2番を聞き終わるまでに、私は6回ほど落とされた。

だが、この曲はこんなもんじゃ許しちゃくれねー!許さねぇー!!
そう、例の「日記付き」ってやつですよ!旦那!

2番が終わったところで突如、加護ちゃんが語り始める。
内容はネタバレになるので書かないが、赤裸々な告白である。
加護ちゃんの声がフェードアウトすると辻ちゃんの声が被せ気味に聞こえてくる。

日本全国の辻ちゃん推しよ覚悟しろ!!生命保険は一番高いの入っとけ!!

右の耳から左の耳、続けざまに辻ちゃんのとんでもない攻撃が襲ってくる。

好き 好き 好き 好き 好き・・・はぁ〜〜〜〜好きY

辻ちゃんの「好き」って声がぐる〜っと頭の周りをまわって聞こえてくる。
最後の「はぁ〜〜〜〜好き!」は、てめーの脳が痺れて停止する音が聞こえるハズ。プツ!ってね。
とにかくおっそろしい攻撃なのだ!!泣きながら死ねることうけあい。

この曲のおかげでW推しにとって「4月9日」は素晴らしい記念日になることだろう。
とりあえず今年のミュージカルは祭りケテーイです(笑)

つぅーか、この曲ライブでやれるんだろうか?
お前らぜってぇー黙って聞けよ!!
この曲でPPPHとかしたらマジ殺す!!
黙祷して聞けっちゅうねん!!
つぅーか、単独コン早くやりやがれ!!バッキャロ〜〜〜!!!(涙)





7.打武留友女子高等学校校歌  泌栖賭留

校歌だ。
上から読んだら校歌だが、下から読んでも校歌だ。いやカウコだ。
アルバムの収録曲が発表された時に一番注目を集めたのがこの曲だろう。
どんな曲なんだろう?どんな歌詞なんだろう?

校歌だ。
正真正銘の校歌なのだ!!
バックの演奏も歌もギミックなし、直球ド真ん中の校歌である。

舞台は夏の甲子園。
あの山田太郎率いる明訓高校ですら果たせなかった2年連続春夏連覇を
打武留友女子高等学校は成し遂げたのでありますっ!!
加護ちゃんやったね!!辻ちゃんおめでとう!!

甲子園に鳴り響く打武留友女子高等学校校歌。

あ〜輝く夢を 高らかに♪
打武留友山脈の 恵みあり♪
自然 平和 学べ 鍛え♪
打武留友女子高等学校♪ 
打武留友〜♪ 打武留友〜♪


Wのテーマがあるのに、校歌まで作ってしまうとは!欲張りすぎだからー!!
自己顕示欲強すぎだから〜!でも、そんなWが大好きよ♪
っていうか、今すぐ歌いたい!胸に手を当て、Wの2人と共に大声で歌いたい。
これがあるってことは間違いないだろう!
今年の夏はライブ会場でみんなで一緒に校歌斉唱だ!!
打武留友女子高等学校校歌万歳!!夏に会いましょう!!





8.18〜My Happy Birthday Comes!  でんでん

ボンゴ、鐘、ブラス、ワウギター、美しいバックコーラス。
曲を流した瞬間、軽快なリズムに乗せて爽やかな風が
私の部屋を吹き抜けて行くのを感じる。
つんく風にいうなら
「辻加護(様)が誕生日にVIPERに乗って高速道路を逆走してるんや。
勿論無免許でね。ロックや!ロックやでぇ!」

これくらい爽やかな曲。

パート割については別に18歳を迎えようとしてる
辻さんが主役という訳でもなくほぼ平等に振り分けられている。
ユニゾンもハモりもほとんどなくパートを交互に歌う感じ。

「私達の願望が歌詞に書かれてます。」
この曲についてコメントしている加護さん。
二人の願望が詩になってるという事で気になる人も
多いと思われるので願望をリストアップすると…

免許、○人、バイト、旅行、オールで朝まで遊ぶ、
髪の色、ショート、バンド、単独コン(←私には聞こえる)


こんな感じ。
この中でどれが願望なのか判らないけど、
辻さんがもう免許を取れる年齢になるのだと改めて思うと目頭が熱くなる。
『ハロ☆プロパーティ』の6/18豊中は辻さん誕生の翌日公演。
辻さんが笑顔でこの曲を歌ってる姿を是非観たいと思う。
いや観たい!マジで!





10.INTERLUDE  でんでん

イェーイ完璧!完璧!
そこはカラオケBOXの中。『恋のフーガ』を歌い終えた二人。
割りこみで『十七歳の夏』を入れる加護さん。
「割りこみじゃん!」と怒りながらも
すぐさま「私も歌う!」とデュエットする辻さん。

( 'д')<コーラ二つ頼んで二つ!
( ´D`)<あっ、ポテトも!


あんな事いいな、できたらいいなが叶いましたよホリエモン。
あいののがカラオケBOXで自分達の曲を楽しく歌っている。
フロントへの発注係はYOU(CD購入者)。

そうこの曲は『あいののとあなた〜カラオケBOX編〜』みたいなもんだ。
ソファーの上で飛びまわったり、
テーブルをどけて踊ったりする二人を心の眼で感じて楽しむという
ヴァーチャルで次世代な一曲。
この曲の価値はその人の脳内がどれだけ豊かで決まる。
僕は二人の犬だワン。





11.十七の夏  でんでん

2ndアルバムは全曲オリジナルが予定されていた中、
何故だか入っているカヴァー曲。それがこの『十七の夏』。
元曲・桜田淳子の方を聴いた時は
サザエさんチックなイントロに衝撃を受けたが、
あいののが歌う『十七の夏』もこれまたビックリした。

シンセを主体にオリジナルよりもアップテンポのリズムで心も弾む。
加護さんか?辻さんか?それとも二人で歌うのか?
歌い始めの声に耳を澄ませて聞こえてきた第一声が…

Oh!Yeah!

寺田だ!いきなり寺田のご機嫌なおっさんボイスだ!
いつもなら激萎えなつんくボイスもこの曲には何故か合う。
その後もおっさんは「ハハン!?」「ンフー!」と
七色のダンディボイスを響かせるがとにかく合ってる。

歌は加護さん→辻さんのリレーからユニゾン、ハモリとなっており
二番はこの逆といったパターン。
特筆すべきは二人の歌い方。
『U&U』を聴いても判るように今までのカヴァー曲といえば
二人はオリジナルの歌い方を取り入れて歌っている。
ところがこの『十七の夏』には独特のアクセントが入ったり、
発声が違ったりとオリジナルを意識していない。
淳子が完全に放置プレイされている。
双子じゃないのに双子みたい。
カヴァーなのにカヴァーじゃないのだ。

作詞はあの大御所の阿久悠氏だし17歳という詩の世界も
今の二人にはピッタリだけどぶっちゃけ詩は全く耳に残らない。
それほど曲の勢いが凄くて妙なテンションの高まりだけが残る。
『INTERLUDE』の中でも加護さんがカラオケBOXで
「セブサマいれてよ!セブサマ!」と略したり
イントロが流れると「フワ♪フワ♪」とご機嫌な合いの手を入れている。
ライヴでやったらDANJIRI間違い無しの名曲です。





12.十七歳よさようなら(ARRIVEDERCI)  ピストル

このアルバムの中で私が一番楽しみにしていたのがこの曲だ。
「とにかく難しかった。」「苦労した。」
どんな困難にぶつかっても、それをあっさりと
いとも簡単にクリアしてきた2人が、
ここまで完成までの苦労を口にした曲はなかっただろう。
いったいどんな曲が出来上がったのだろうか?

ここは深夜2時のとあるJAZZ BAR。

黒人JAZZメンがいつものように酔っ払った客相手に演奏している。
すでに閉店時間の深夜2時をまわってることもあり、客もまばらで、
いつもの常連客数名が残っているだけ。
カウンターに座りグラス片手にJAZZメン達の演奏に耳をかたむける男達。
そのステージに2人の見慣れない女の子が現れた。
ギターとピアノがムーディーな雰囲気を醸し出す中、
2人が歌い始める。

( ´D`)( ‘д‘)<ARRIVEDERCI♪


過 去 最 高 の 衝 撃 だ っ っ ! !

さっきまで渋い顔して演奏してたJAZZメン達の顔が
見る見るほころんで行くのが分かる。
カウンターで酔いつぶれてた老人が子供のような笑顔で
2人の歌声に聞き惚れている。

この素晴らしい歌声を目の前にしたら言葉など出て来ない。
加護ちゃんの歌声が素晴らしいってことは、もう何年も前から
分かっていたことだったが、これほどまでとは・・・。
世界中探してもこれ以上美しい歌声はどこにもないだろう。
ヴァイオリンやギターなどには世界の名器と呼ばれる物があるが、
正真正銘、世界No.1の名器は加護ちゃんの歌声である。

大人っぽい曲を大人っぽく歌うのではなく、加護ちゃんらしく歌っていて、
それがバックのアダルティな演奏と絶妙にミックスされ、
とんでもない世界が出来上がっている。
メインのメロディを歌っている加護ちゃんに、
時に大人っぽく、時に甘く囁くように辻ちゃんの歌声が絡んでくる。
歌声をストレートに全開で聞かせる加護ちゃんとは違って、
辻ちゃんの場合は、技巧派といった感じで聞くものを魅了する。
どんな素晴らしい楽器を持ってこようとも、
この2人の絶妙なハーモニーには敵わない。
ここに世界最高峰の音色がある。

『ARRIVEDERCI』イタリア語でさようなら(また会いましょう)。
閉店を告げるために歌われたこの「さようなら」の曲で
店の1日が終わるハズだったが、JAZZメン達は演奏を止めようとしない。
ARRIVEDERCIさせてくれない。
カウンターに座っていた老人が大きな声でこう叫ぶ。

「Grazie!」(ありがとう!)
「ARRIVEDERCI per favore!」(「さようなら」をもう1回聞かせてくれ!)

2人は頷き、その老人に満面の笑顔でWサインを送る。
そしてJAZZメン達の楽しい宴は夜明けまで延々と続く・・・。





13.まだ もうちょっと 甘えていたい  ピストル

全13曲、カラフルで賑やかでかわいらしくて胸に染みる素晴らしいアルバム。
その最後を飾るに相応しいナンバーがこの曲。
楽しかった1日が終わってしまう、でもまだもうちょっと一緒にいたい。
そんなかわいらしい女の子の気持ちを歌った曲。
「I & YOU & I & YOU & I」のような、サビの部分がとても胸キュンするメロディになっていて
三十路を超えた私のようなおっさんは涙腺緩みっぱなし。くるっくー♪しまくりだ。

2期タンポポのあの世界観。
つんくワークの中でも、最高峰に位置するあの世界が再び甦ったような感じ。
タンポポとWは違うが、私が好きだったあのタンポポの加護ちゃんはここにいる。
あの頃よりもほんのちょっと大人になって、
あの頃よりも更に魅力的になった加護ちゃんがここで歌ってくれる。
あの時流した涙は嘘じゃない。
今、この曲を聞きながら流れてる涙も嘘じゃない。
加護ちゃんの歌声を聞くと、とても幸せな気分でやさしい気持ちになって何故だか涙が流れてくる。
歌を聞いて涙を流すなんてことは、そうあるものじゃないが、
加護ちゃんの歌は私に涙を流させる魅力に溢れている。

このまま来年も こうやって もっともっと 甘えたい

あなたの理想の 女の子に ほど遠いは

だけど

世界の誰にも 負けないから この愛情レベルは

あなたは自然の あなたのまま 突き進んでいいよ


このアルバムに収められてる名フレーズの中でも、
私が一番好きなのがこの曲のこのフレーズ。
加護ちゃんが私達に向かって歌ってくれてるんだけど、
このフレーズそのまま私が加護ちゃんに歌ってあげたい。
私の気持ちのまんまだ!

このまま来年も こうやって もっともっと 甘えたい

あなたの理想の 男の子に ほど遠いは

だけど

世界の誰にも 負けないから この愛情レベルは

加護ちゃんは自然の 加護ちゃんのまま 突き進んでいいよ



そんな35歳独身ですが、何か問題でも?







(視聴会を終えて)


まずは寺田にお疲れ様!って言いたいね。
「デュオU&U」を作ってしまってからの寺田は自らを自らの手で追い詰めちまった。
「あのアルバムを超えないといけない」って十字架を背負っちまった。
現実逃避するためにベリーズに逃げ、あややごっちんの曲作りから逃げ、
一時期はすべてを投げ出して自暴自棄になってるようにも見えた。
でも、Wのシングルだけはきっちりと書き続けた。彼の最後の意地だったんだろう。
今年一発目のシングルがカバーだと聞かされた時は、ギブアップ宣言かと思ったが、
すべては「2nd W」を作り上げるためだったってことだね。

娘。デビューから曲作りだけは俺がやる!っていう彼の拘りがあったけど、
去年から遂に門戸開放しちまった。
毎回、曲作った後に自ら考えた振りをビデオで撮って送るほどノリノリだった、
あややのシングルですら遂に放棄した。
でも、Wだけは違った。カバーはあるもののオリジナル曲はすべて寺田が書いてる。
この彼の意地というか情熱には、素直に感謝したい。
そして、ここまで素晴らしい曲をドロップしてくれた事に心からお礼を言いたい。

「17歳」というテーマに基づいたコンセプトアルバムになってるけど、
一貫したテーマの中に様々なバリエーションの曲があって、カラフルで温かいアルバム。
私自身が忘れていた17歳のあの頃をこのアルバム聞くと思い出すことができる。

そして何よりも、加護ちゃん辻ちゃんの歌のバリエーションには驚かされた。
「デュオU&U」でも歌の上手さは存分に聞かせてくれてたけど、
今回は更に色々な顔を見せてくれて、あれから1年も経ってないっていうのに、
凄い地点までレベルアップしてる。
2人が本気になると、限界がすっ飛んじまうってのを痛感した。
本当この2人は恐ろしい歌手ですよ。

あとはこの曲を引っさげての単独ツアーを待つばかり。
美勇伝やベリーズが単独コンを先にやるって事に関しては、正直どうでもいい。
これだけ素晴らしいアルバムを作って、ツアーが無いなんてことは、
間違いなくありえないハズだから。
今はこのアルバムを聞きながら、その時を静かに待ちます。
とにかく待ちます。夏までは待ちます。



前作の『U&U』が凄すぎたから正直今回は不安だったんだけどね。
下手な曲創られるよりは名曲をカヴァーし続けた方が
安全だとも思ってたけど今回はつんく頑張ったよつんく。

ジャズテイストな曲があるかと思えば演歌や校歌もあって、
本当の意味で音楽を楽しめるアルバムに仕上がってる。
これもWが様々な可能性を持ってるお陰だね。
愛の告白を受けて萌え死んだ後に校歌で熱き血潮を漲らせ、
その後は18歳の誕生日に思いを馳せ胸がキュンとなる。
どれだけバラエティ豊かなんだって話ですよ。

人生だネ。このアルバムには人生が詰まってるネ。

CDでーたであいぼむは「『ロボキッス』や『あぁ いいな!』という
シングル曲を改めて聴いて、“これこそがWの個性なんだろうな”
っていう確信が持てた」と語っているけど、この言葉に尽きますよ。
二人にしか歌えない曲、二人がいるからこそ思いついた
メロディ・詩ってのがこのアルバムには凝縮されてます。
先人の名曲を模倣したりアレンジするのは絶対にプラスになるし、
カヴァーはいつまでも止めないで欲しいけど
それはWのオリジナルに生かして欲しいって願いからきてるんよ。
最終的にはあいののによる作詞作曲、楽器演奏になるんだけどね。

まあ、とにかくつんく頑張った。
そしてよく十七の夏を入れてくれたという事で。(w




加護様!辻様!素晴らしいアルバムをありがとう!!