3.3.「2nd W」発売、愛のエプロン


HEY!Mr.!欲しいものなら 目の前にあるぜ!!

3月2日から人類は2つの人種に分けられた。
「2ndW」を手にした幸福な者と、「2ndW」を手にせず幸せを掴み損ねた者。
「2nd W」を手にしない者に今後幸せな人生などありえない。。
「2nd W」がCD屋に並んでいるのに隣りにある「aiko」や「クリスタル・ケイ」のCDを
手にするなんて行為は自らの人生をドブに捨ててるようなものだ。
まして、同じ日に発売するという愚かな行為を冒した「森田クラブ」のCDを買ってるような奴は
買った瞬間に死んだも同然。自害に値する。

生まれたときから不幸な人生を送ることが決まっている者などはそう居ない。
不幸になる者は長い人生の間に何度か訪れる重要な決断をする場面で判断を誤っているのだ。
35年間生きてきた私も、振り返ると何度か人生の重大な決断の時期があった。
そして、何度も決断を誤ったことがある。
悩み抜いて出した結論が間違ってた時、何も考えずに進んでしまいあとで後悔した時。
しかし、何度もつまづいた人生を過ごして来た者でも、一つのきっかけで素晴らしい人生に
チェンジすることができる。
それが目の前に訪れてることに気づけるか気づけないか。

「2nd W」を手にするかしないか。
この判断は、至極当然の判断で、決断なんてたいそうな物ではない。
ここで判断ができない者は、この先に訪れる決断の時にも同じ過ちを繰り返し続けるだろう。

今までの自分の人生に後悔ばかりしてる者、自分の未来を悲観してる者、
生きてく希望を見出せない者、過去ばかりを振り返ってる者。
明るい未来が目の前に転がってる。
手を伸ばすだけで幸せを掴むことができる。
すべての人がこちらに来れる事を願う。

幸せを掴んだ者は、周りにまだ掴めてない人が居たらこう言ってあげて欲しい。
「あなたは幸せになりたくないんですか?」と。
それでも分からない者には一言「ご愁傷様」とやさしく告げてあげるといいだろう。


HEY!Mr.!欲しいものなら 目の前にあるぜ!!


「2nd W」絶賛発売中!!










愛のエプロン

巷ではそこそこ話題の番組らしいが、私は今まで未見であった。
ゲストがお題の料理を作り、それを競い合う番組らしい。
しかし、「おいしい料理を作るのを競う番組」というのはあくまでも表向きであって、
実はこの番組で一番重要なのは、試食する審査員にいかに素晴らしいリアクションを
させられるかということである。
食べた後に素晴らしいリアクションをしないといけない。
料理をする者よりも寧ろ審査員達のリアクションが重要な要素となっている。



お題となる食材は鯛のかぶと煮とはまぐりの潮汁(うしお汁)だ。
リアクションを引き出すには簡単そうに見えるが実は難しい食材である。



特に潮汁の方は、単純に味付けが薄い、濃いなどの変化しかつけづらく、
出てきたリアクションも「しょっぱい!」だとか「辛い!」など単に味付けの濃さに特化したものや、
「汚れた海の匂いがする」など、所詮海つながりのリアクションまで。



この番組には竹内アナも審査員側で出演しており、眉間にシワを寄せるプレイで人気を博しているらしい。
わざわざ画面横に「しわレベル」などという物まで表示する力の入れようである。
しかし、表情のみで笑いを取るというのは非常に難易度が高いリアクションであり、
残念ながら竹内アナのそれは三十路女の哀愁を漂わせるだけで笑えるものではなかった。

あまりにも審査員のリアクションが不甲斐ないので、リアクションをさせる側であったハズのWが
自らリアクションをする方にまわる場面があった。
まずは辻ちゃん。

潮汁をゆっくりと口にして、





<クッケェー!




一撃である!
十八番の変顔も混ぜつつ、喉の奥から擬音を発する高度なリアクションで場内を爆笑の渦に。
そして加護ちゃん。

真剣な表情で汁をすすり、一拍置いた後、






<Ohhhhhh!!



瞬殺である!
素人にはマネできない絶妙な間!絶妙な表情!

あまりにも頼りない審査員達。
彼らから絶妙なリアクションを引き出さないとならない。
2人の腕の見せ所である。





まずは辻ちゃんの潮汁。
辻ちゃんは「見た目から違うんですけど」と
リアクションしやすいように助け船まで出すやさしさ。






「けんちん汁に見える潮汁」という素人でもリアクションの取りやすい攻撃に
「潮汁頼んだんですけど」「目指してる味が違う」など好リアクションが続出。



今まで大したリアクションのできなかったリーダー(ピストルと同じ歳)までもが、
「並の牛丼が欲しい!」と、そこそこのポテンヒッツを出すことに成功。
辻ちゃんのけんちん汁が次々と好リアクションを誘い出す。



何より凄かったのはオーラスの先生のリアクション。
番組放送中誰一人として「ウマイ!」と言わすことができてなかったが、
辻ちゃんは先生から「ウマイ!」の一言を引き出すことに成功した。
あくまでもおいしい料理を作るというのが表向きの番組の歌い文句であるわけで
一人ぐらいはおいしい料理を作らないと番組が成立しない。
「ウマイ!」と単純に言わすだけならば料理をおいしく作ればいいだけであって容易いことであるが、
「けんちん汁としてはウマイ!」というアクロバティックなリアクションを引き出したのはさすが辻ちゃんだ。

「素人がリアクションしやすい攻撃」そして「おいしい料理」。
辻ちゃんがこのような攻めをしたならば相棒である加護ちゃんはその逆を行くのがセオリーだろう。
徹底的に審査員をいじめる攻撃で挑む。
「そう簡単にリアクションはさせへんで」ってところだ。笑いには厳しいお方である。





まずかったら、最強にマズイ!って言ってください。
おいしかったら、おいしい!って言ってください。





リアクション指定である。
先にこう言われてしまってはリアクションする方にはたまらない。
素直に言われた通りのリアクションをするのか、指示を上回るリアクションをするのか。
加護ちゃんが審査員達に厳しいハードルを掲げた。笑いに情けはかけないお方である。



辻ちゃんがけんちん汁で、加護ちゃんはみそ汁である。
打ち合わせした訳でもないのに見事な吉野家デュオの完成だ!
まさに双子じゃないのに双子みたい。
「生臭いし、砂も残ってるし、全て完璧!」と小錦から王道リアクションを引き出す。

そして勝俣。彼は加護ちゃんの出したお題にどう答えるのか?






<うん!マズイ!!



まさかのひねりナシである。
「お約束通り」と言えるところではあるが、ここはひねる場面である。






加護ちゃんも思わず、
「ええぇぇぇ〜!!」っとブーイング。




次はリーダー。



「しょう油味のみそ汁だよ」と、普通のリアクションしか出来ないリーダー。
そこに加護ちゃんが助け船を出す。






<もれなく砂付きですよね!









<ジャリッ言うてる。砂バッチグー!!







アシストに応えたリーダーに、加護ちゃんも満足気な表情。
加護ちゃんは厳しさだけでなく、やさしさも持ち合わせているのだ。
リーダーが加護ちゃんに救われたシーンであった。

しかし、加護ちゃんの恐ろしさがこの次に訪れた。
勝俣が次の料理を食べる場面。



料理を口にし、「うん!」と言って下を向き、
リアクションを取ろうとした瞬間だ!!






<あっ!ちょっと待って!!






不意打ちをつかれた勝俣は唖然とした表情で加護ちゃんを見つめる。
さきほどは指示通りに「マズイ!」と言った勝俣。
ここは再度「マズイ!」の天丼攻撃しか逃げ場がないところ。
なのに、加護ちゃんは・・・




やっぱり「マズイ」っていうのは、
ちょっとアレなんで、
「マズイ」のちょっと変えた感じで




サディスティックすぎる。
あまりにもサディスティックな加護ちゃんの攻撃だ。
マゾっ気のある僕とはお似合いのカップルだと思われる。



ヘビに睨まれた蛙状態の勝俣。
さあ、どうする!?






<最悪!!




勝俣いっぱいいっぱいだよ勝俣。

勝俣のあまりのアレ具合に加護ちゃんも呆れ笑いである。




さきほどは華麗なアシストによりシュートを撃てたリーダー。
再び加護ちゃんからのパスが出る。


(リーダー)
お母さん歳いくつ?

(加護ちゃん)
36です。
お母さん、奈良県でTV見てるから!



「お母さんに一言どうぞ!」というリアクションしやすい環境を作ってあげる加護ちゃん。
ここで勝俣が余計な事を口走る。






<マズイとか言っちゃダメ!!



すかさず加護ちゃんが、






<最悪もダメよ!!




公開処刑である。
さきほどの勝俣のおそまつなリアクションを公衆の面前でダメ出しである。
笑いには徹底的に非情なお方である。

ただ笑うことしかできない勝俣。

パスを出してもらったハズがいきなり追い込まれてしまったリーダーに
最早シュートを放つ力は残っていない。






<これやったらシカせんべいの方がウマイ!!










<えええぇぇぇぇぇ!!



加護ちゃん大ブーイングである。
あまりにも不甲斐ない。
同郷のよしみで親切にパスを出したのにこれである。
このままでは上手いリアクションを引き出せないままで終わってしまう。
素人と共倒れするわけにはいかない。
そこで相棒の辻ちゃんの出番だ。

加護ちゃんの鯛料理を口にする辻ちゃん。

「最高のリアクション頼むでのん!」






<魚の味!!




これがプロのリアクションだ。
魚を食べて魚の味。
とても素人にはマネできない。
恐ろしいリアクションである。

続けざまに、魚の上に油揚げを乗せて食べはじめる。








<油揚げの味!!



容赦ない!
畳み掛ける時は徹底的に畳み掛ける。
相棒の見事なリアクションに応えるように加護ちゃん自らも攻撃に出た。

魚を口にほおばり

直立不動で立ち上がり、正面を厳しい表情で見つめる






<あぁ〜!



そして横を向き、首を振りながら睨みつける。


鬼である。
リアクションの鬼だ。
言葉じゃない、表情のみですべてを表現した究極のリアクションだ。
「あぁ〜!」とたった一言つぶやいて、後は表情のみ。
今までの流れをすべてまとめあげる究極のリアクションであった。

加護ちゃんがこの神業を決めてる最中、
あの勝俣が再び余計な事を口走った。






<どう!おいしい?マズイ?




表情のみで表現する究極のリアクションを見せてる加護ちゃんに対して、この発言である。
この一言にブチ切れた加護ちゃんは勝俣に向かって言い放つ。




<おいしくねぇー!!
(訳:お前のその一言で全部台無しやろ!!)





リアクション番組である「愛のエプロン」。
その中で、相手のリアクションを引き出すだけにとどまらず、
自らも最高のリアクションを見せ、リアクションの難しさや奥深さまで
視聴者や共演者に見せつけたWの2人。
次回の出演が実に楽しみだ。
それまでに勝俣達には修行を積んどけと激しく言いたい。
今回の共演で十分勉強できたハズなんだから。