4.16.加護ちゃんがモーニング娘。になった日







こんばんは、小林克也です。
世間はよっすぃ〜聖誕祭やハロプロパーティーなどで
大盛り上がりのようですが、私達加護ちゃん推しは
ひたすら過去へ過去へと潜伏中であります。
最近、唯一楽しみにしてるのが「きらりん☆レボリューション」。
星司くんより、ちょっと意地悪な宙人くんの方が好みかなぁ。
そんな僕は36歳、桃子のママより3つも年上よ!
ということでこのコーナー行ってみましょう。



タイムマシ〜ン♪
毎週過去の「今日」を振り返るコーナーですが、
今日は4月16日です。4月16日というと、
1889年にチャップリンが生まれた日であり、
1972年には川端康成がガス自殺をとげた日でもあります。
世界の歴史にとって非常に重要な日であるわけですが、
その中でも歴史上に残る日といえばこの年です。
2000年4月16日。今日はこの日にタイムスリップしたいと思います。




2000年4月16日。今からちょうど6年前の今日。
TV番組「ASAYAN」でモーニング娘。4期メンバーが
発表された日。(撮影当日は3月29日)
芸能人・加護亜依が誕生した日でもあります。
初めて加護ちゃんの姿がブラウン管に映されたのは
それよりも2週間前の4月2日のOAでした。






第2次審査で浜崎あゆみの「Boys&Girs」を歌う加護ちゃん。
(ちなみに辻ちゃんもまったく同じ曲を選んで歌っている。さすが!)
ラブマ大ブレイク後、後藤真希フィーバー最中でのオーディションであったため
小中学生の応募が非常に多く、第2次審査にもこの年代の子が多く残っています。
その中でも抜群の存在感を放っていたのが加護ちゃん。
今改めて見てみると、かわいらしさというよりは、良い意味でのふてぶてしさが
この時からすでにあるのが良くわかります。すでに貫禄がある感じ。
オーディション当時15歳だった椎名林檎がすでに独特のオーラを放っていたのと似たものを感じます。
(椎名林檎オーディション映像はこちら

(歌審査後のインタビュー)

Q:一番年下じゃない、大丈夫?
A:うん。やりたいから、がんばりたい。
Q:うまくやっていけると思う?
A:(頷く)
Q:大丈夫?ダンスレッスンとか凄いよ。
A:(にこりと笑いながら)好きだからやりたい。




徹底的に子供扱いするインタビュアーに対し、終始笑顔で余裕の受け答え。
とにかくやらせろ!早くつんくの前で歌わせろ!と、目はギラギラと輝いています。

4月9日のOAでは、第3次審査から最終10人での合宿までが放送されました。
まずは第3次審査の模様。
第3次審査に残ったのは35名、全員同じようなメイクをほどこして歌わせたいとのつんくの意向。



加護ちゃんが歌ったのは宇多田ヒカルの「FirstLove」。
VTRを見ながら「めちゃめちゃええわぁ〜」と思わず呟くつんく。
若干12歳の少女が圧倒的な歌唱力を見せ付けます。

歌収録のスタジオから出てきた加護ちゃんは
まず胸に手を当て「ふぅ〜」と一呼吸。
その後「暑かった!暑かったよ!」とコメント。
歌ってる時の大人びた表情と歌い終わりの
この子供っぽい仕草のギャップ。
僅か数秒の映像の中で加護亜依という人物の魅力が
お茶の間に映し出された瞬間でありました。
(第3次審査の模様はこちら





最終審査に残る10人は一人づつ部屋に呼ばれます。
すでに石川さん、尾美谷さんの2人が部屋に呼ばれていて、
3人目に入って来たのが加護ちゃんです。
扉を開けた瞬間、あの加護ちゃんスマイルが飛び出します。
みんなが恐る恐る扉を開ける中、「どんな奴が他に残ってんねん?」と
余裕の表情で入ってくる姿がとても印象的です。

第3時審査を終えた時点でのつんくの加護ちゃんに対する評価は
「一人異彩を放っている。歌う姿にはセクシーさすら感じる。」。
当時のつんくの眼力はやはり神かがっていたなという事は認めざるを得ないです。
ただの偽メガネっ子にご執心の今とは雲泥の差と言っていいでしょう。
加護ちゃんの好きなブランドがプラダという事もこの時に公表されています。
中1でプラダをご愛用という事で、奈良の大和高田では飛びぬけて目立つ
存在であった事がうかがい知れます。


最終審査の10名に残った事について不安は?と聞かれ。

「大変だけど、それを乗り越えないと
モーニング娘。になれないじゃないですかぁ。」

他のメンバーが不安を口にする中、
笑顔で乗り越えると語る加護ちゃん。
どんな事も加護ちゃんなら絶対に乗り越えてくれる。
そう思える頼もしい発言が当時からすでにありました。


松田聖子のコンサートを見て、ステージから観客に歌を披露する歌手になりたいと
決意した加護ちゃん。どんな事でも意味の無いことはない。
最終的にはすべて意味がある。どんな苦難も乗り越えて行けば、最後は成るようになる。
加護ちゃんの座右の銘である「意味の無いことはないんです。」「成るようになる。」は
この頃からすでに加護ちゃんの胸に刻まれていた事がわかります。


4月16日、モーニング娘。第4期メンバーが放送内で発表される日です。

最終歌審査に向かう加護ちゃん。


「今日は悔いのないように、
本当に最後だから、しっかり歌う!」

ここで落ちれば最後の日、受かれば始まりの日。
加護ちゃんの人生に取って決して忘れることのできない
重要な一日。笑顔で受け答えする加護ちゃんを見ていると
すでに余裕すら感じさせます。





最終審査はレコーディングブースに1人づつ入って、課題曲「赤い日記帳」を歌います。
一番目の石川さんがブースに入り歌う準備をしていると、つんくが登場してきます。
加護ちゃんにとって初の生つんく体験です。「あー!つんくさんがいる〜!!」と
大はしゃぎの加護ちゃん。まいまい風に言えば「つんくとか居て楽しかった。」って感じでしょうか。



加護ちゃん初ブース体験。
しかし表情は落ち着いてます。
すでに何度もレコーディングを経験し、
A面早く録り終えたからカップリングもついでに録っとく?的な
余裕が感じられます。






身を乗り出して加護ちゃんを見つめるつんく。
「おっ!こいつノビるかもしれん!」「えぇ歌や。」
加護ちゃんの熱唱が続くたびに
「おっ!」と思わず何度も声をあげ続けます。
ビブラートを駆使して歌う加護ちゃんに
つんくも驚愕といったところでしょう。




歌が終わり、加護ちゃんが初めてつんくと会話を交わす時が来ました。

(つんく)
人数がたくさん居るっていう、そういう年齢も違う
色んな人たちと、一緒にやっていけそうかな?
(加護ちゃん)
はい・・・(小さな声で)
(つんく)
大丈夫?
(加護ちゃん)
大丈夫です。



初めてブラウン管にその姿が映った時から一貫して堂々とした佇まいを見せていた加護ちゃんも
この時ばかりは緊張する一人の女の子といった感じです。
合宿の時も一切そのような姿を見せなかっただけにとてもめずらしい姿でした。
やはり当時のつんくの存在感は抜群であり、偉大だったという事でしょう。
今ではファンから嘲笑される存在になってしまいましたが、当時の彼の一言一言は
ファンにとって「神の一言」でもありましたから。あ〜つんくは偉大だったなり〜(なげやりな感じで)


つんくとの面談を終え。

Q:どうだった?
A:あー良かったです!しっかり出せました。
  あ〜しんどかった、疲れた(笑)





この歌審査でつんくが身を乗り出して見ていたのは、加護ちゃんともう一人。

辻ちゃん。



つんく「ちび2人が一番気持ちで歌ってる気がするよな。」
横の男「まさに!」
つんく「あとのやつは何か変な欲が入ってるよなやっぱり。
    この子らがおるからかもしれんけど、大人な意識があるよな。」

年齢、キャラクターで抜擢されたと思われがちな2人ですが、
つんくは2人の歌唱力をきちんと見抜いて選んでいたわけです。
歌ありきなんです。ルックス、キャラクターよりもまず歌だと、
この頃のつんくはやはり輝いていました。
6期メンバーオーディションの時は「歌は僕がなんとかしますから大丈夫」と
歌オーディションを完全否定した発言をするようになってしまいましたが・・・


運命の合格発表。
1番最初に選ばれたのは石川さんでした。
そして2人目。

実はというか、音程、ピッチ感はすごく潜在的に良い。
表現としては、最終的に歌った今回の10人の中では
実は1番大人っぽかったかもしれないですね。
どこまで理解してるかはわからないですけど、
勝手に出てくるその表現はすごい。
声のキャラ的にはそんなにかわいすぎではないんですけど
将来性とあとはリズム感、えーと、放つ明るさですよね。
えーーやっぱその辺は凄いかな。







えぇ〜・・・加護ですね。










ありがとございます!







つんくベタ褒めで加護ちゃん合格。
将来の加護ちゃんを見事に説明しているそのコメント。
たった一回生で歌ってる姿を見ただけで、ここまで
加護ちゃんの才能を見抜いていたつんくという男は
やはり凄い人だった。
こうやって昔の映像を見ていると、つんくを惚れ直します。
この頃のつんくなら抱かれたい。寧ろ抱きたいとまで思えてきます。



本来は3人合格のところ、あえてもう1人外せない人が居ると言って
辻ちゃんを4人目として選んだ理由も神がかってました。

誰が1着、誰が4着ってわけじゃないんですけど、
4人目としてね。
こうゆうコンテストとかオーディションって我々としては
わざと軽くならないように緊張感を保つわけじゃないですか。
それに飲まれてしまう奴ってやっぱり1万人おったら9999人までが
そうだと思うんですよ。
そういう空気を一瞬にして変える奴らって才能だと思うんですよね。
前回後藤の時はずば抜けてたんですよねあいつ。





兎にも角にも、うなづかせてくれるかな。


・・・辻。





加護ちゃんと辻ちゃん、梨華っちとよっすぃ〜。
この4人がモーニング娘。4期メンバーに決定した瞬間、
それがお茶の間に流れたこの2000年4月16日、
間違いなくこの日から世界は大きく変わりました。
実際に本人達が合格を伝えられた日は3月29日、
初めてモーニング娘。のメンバーと仕事した日は4月1日ですが、
私達ファンがその奇跡を見届けた日はこの4月16日だったわけです。
この日のつんくが過去に無いほど冴え渡っていてくれたから今がある。
つんくありがとう!そう言わざるを得ないです。


(合格発表後の様子はこちら ちょっと重い)




もーすごいうれしい!

天国に行った気分!






あらためて見直して見ると加護ちゃんはモーニング娘。に選ばれるべくして
選ばれたなというのが良くわかりました。
当時からずば抜けた存在感を出し、素晴らしい才能に満ち溢れていました。
あの日から6年間、私達はその加護ちゃんの才能に魅せられてきたわけですが、
今後も引き続き新たな加護ちゃんを見せて欲しい。次のページをめくらせて!
この才能をこのまま眠らせてしまう事はこの日本にとって多大なる損失であることは
わかりきったことじゃないですか!
何やってんだアップフロント!早くしやがれバカ野郎!!
と一発怒りの抗議でもしたいところですが、ここは加護ちゃんの言葉を胸に
ひたすら待ち続けたいと思います。

成るようになる。


(当時のASAYANテキスト化はまだこちらに残ってます。)


いかがでしたでしょうか、今週のベストヒットUSA。
4期オーデの頃に私は会社でトトカルチョをやったんですが、
その時加護ちゃん辻ちゃん共に投票してなかったって事は
ここだけの話にしておきます。見る目ねぇ〜www
次回は今回省略した寺合宿の場面を中心に
今世紀最大の奇跡と言われる『加護ちゃん辻ちゃんが
出会った瞬間』を中心にお届けしたいと思います。
それでは最後はこの曲でお別れしたいと思います。
4期メンバーのデビュー曲「ハッピーサマーウエディング」。


see you next week byebye!!