2007.10.13.松浦亜弥コンサートツアー2007秋 〜ダブル レインボウ〜
2007.10.13.座間セットリスト 1・笑顔※ 2・ドキラブ -MC 3・LOVE涙色 4・灯台※ 5・宇宙でLatata -GET UP ラッパー(ダンサーのダンスのみ) 6・100回のkiss 7・引っ越せない気持ち※ 8・女 Day by Day※ 9・ナビが壊れた王子様 -MC -ここから生バンド 10・blue bird※ 11・今はレットイットビー※ 12・砂を噛むようにNAMIDA※ 13・HAPPY TO GO!※ -MC 14・トロ恋 15・桃色片想い 16・絶対解ける問題 17・めちゃホリ -アンコール- 18・ダブルレインボウ※ -MC 19・I KNOW ※・・・「ダブルレインボウ」収録曲 いやぁ〜凄かったっす。女王が帰ってきたって感じの貫禄溢れるステージでした。 前日にマキシマムザホルモンのライブ行ってダイブ攻撃の餌食になって体ボロボロだったんですが、 そんな疲れは一瞬にして吹っ飛びました。 やっぱこれだよ。やっぱ松浦亜弥は歌だよね。久しぶりに松浦亜弥の素晴らしい歌を堪能できた感じ。 ☆まずセットリストが凄い 「ダブルレインボウ」から9曲、デビュー曲から「めちゃホリ」までのシングル6曲、 ライブのキラーチューン3曲+「Latata」という全19曲。 俺の予想はまったくもってハズレました。 鉄板だと思ってた「dearest.」「ハピネス」「気がつけば あなた」はやらず、 メドレー程度かと思ってた初期ナンバーはすべてフルで歌うという真逆の結果w 今回は「ダブルレインボウ」の曲を中心に据えたライブになるし、「つんく♂イラネ」宣言した松浦さんですから、 大人な感じの曲中心に来ると思ってたんですよ。大方のみなさんもそう思ってたと思いますが。 脱アイドル宣言をして、その路線で満を持してアルバムを出したわけですから、 アイドル時代の曲は封印してもおかしくないわけですよ。 ヘタしたらつんく♂作品全封印まであると思ってましたからね。 なのに、アイドルとして一番あぶらの乗ってた時代の初期シングル6曲をどーんと入れてきた。 これは非常に危険な選択でもあるわけですよ。新しいアルバム曲はあまり受け入れられず、 結局は往年の曲が盛り上がっちゃう可能性があるしね。 新しい事にチャレンジしようとするアーティストだったらあえて過去を封印って手段を選んでもおかしくない。 でも松浦さんは歌ってきたね。新曲も私の歌だけど過去の曲も私の歌よ!といった大きな自信を感じた。 新曲に自信があるからこそ、過去の代表曲とあえてぶつけて勝負してるようにも思える。 オープニングに最新シングル持ってきて、その次にデビュー曲持ってくるってこの流れは 今やってる事に相当自信がなければできない事ですよ。 アーティストト路線に行こうとも過去のアイドル路線を否定しないこの姿勢は大いにリスペクトします。 松浦さんはアーティストであるけれど、エンターティナーでもあるわけで、 自己満足でライブをするそこらのアーティストとはやはり違うなと思い知らされました。 ☆「ダブル レインボウ」の曲が凄い セットリストだけを眺めると過去の曲が盛り上がりどこで、過去のヒット曲に頼ったライブと思う人もいるでしょう。 それが全然違うんだ。松浦亜弥の7年間の代表曲をここまで連発してるのにも関わらず、 ライブ終演後に頭に残ってる曲はほとんど「ダブル レインボウ」の曲なんですよ。 あれだけ強力な曲を連発されてもしっかりと新曲が頭に残ってるわけです。 それだけ「ダブル レインボウ」の曲を生で聞いた時の強さは際立ってる。 何年か前に氷室京介がBOφWYの曲とソロの曲を半々ぐらいの割合でライブをした時があって、 それを見ると圧倒的にBOφWYの曲の方が良くてソロの曲は目立たないんだよね。 それって結局は今やってる事が過去に負けてるって事だと思うんです。俺はそう感じちゃった。 でも松浦さんの今回の新曲は過去の代表曲とガチンコで戦ってもまったくもって負けてない。寧ろ勝ってる。 これは現在進行形で創作活動を続けてるアーティストとしては凄い事だと思いますよ。 ほとんどのアーティストは過去が偉大であればあるほどそれに勝つ事が出来ずに苦しむものですからね。 CDで聞いてる時以上に生で聞いて凄かったのが「blue bird」と「ダブルレインボウ」。 中盤戦から生バンドが登場して歌うんだけどその一発目が「blue bird」。 新曲全部に言える事なんだけど、どれも凄い気持ち良さそうに歌ってるんですよね。 その中でもこの曲は非常に伸びやかな感じで歌ってて今までの松浦さんとは違った魅力を感じました。 聞いていて素直に気持ち良かった。 アンコール1発目に歌うのが「ダブルレインボウ」。今回のライブのハイライトとも言える曲。 本編ラストに怒涛のヒットパレードやった後にこの曲でじっくり聞かせて来るわけです。 CDで聞いてた時は正直そんなには来なかったんだけど、生で聞くと圧倒されますね。痺れました。 今回の新曲はどれも「松浦亜弥の歌」を聞いてるなって実感するよね。 去年、春と秋に渡って生演奏を取り入れて「歌」に焦点を当てたライブをやってきて、 それがこういった形で作品として結びついて、それをライブで生で聞けるというのはやっぱ感無量。 ☆MCが凄い やっぱ松浦さんのMCは楽しい。 昼は緊張もあったんだろうし、とにかく歌をみんなに早く聞かせたいって感じで 割と抑え目な感じのMCだったんだけど、夜はいつも通りのMCに戻ってました。 家族が最近しょっちゅう泊まりに来て、色々と嫌がらせチックなことするのでストレス溜まるとかw 面白かったのが「ダブルレインボウ」のジャケ写の話。 本人はこの写真が凄い気に入ってるらしく、スタッフにも受けが良いと。 「ジャケットの写真も凄い気に入っておりますんで」って語りだした瞬間、 観客から「えーーっ」とか微妙な反応w 正直、僕もこのジャケ写好きじゃないのよねw この反応は本人相当意外だったらしく、「えっ!」ってビックリした感じ。すると観客爆笑。 「すっごい計算外なんですけど!本当ですか?」って素で質問してきたw 本人は「私も凄い大人になったなぁって感じで見てたんですけど」って事らしいんだけど、 観客にはあまり受けが良くないって事が分かったようで、「スタッフ共々反省します!」って言ってたw その後も「あー本当に凹んできちゃった」とか「なんかもう歌う気がなくなってきちゃった」とか言うから ヲタが「えーーっ!」って言うと「嘘ですよ!っていうか、なんか今テンション上がってきちゃった。 負けねぇーぞ!みたいなw」ってすかさず切り返すとこはさすがだなって思ったw っていうか、これって凄い失礼な話だよね。本人目の前にしてジャケ写が気にイラネって言っちゃうってw ちょっとは遠慮して気に入ってるって反応すればいいのに、会場の客ほぼ全員が微妙な反応したのが 超面白かった。やっぱ「笑顔」のジャケ写みたいな「かわいいあやや」の写真がヲタには好まれるって事で。 「Naked Songs」のジャケ写もこっちとしてはビックリだったけど、本人としては案外気に入ってたりするのかな?w 去年の春と秋のツアーもほぼコンプに近いぐらい参戦したんですが、今回もできる限り参加したいと思います。 今回は残念ながら回数少ないんだけどね。とりあえず来週の大阪以外は全部行く方向で。
それほど楽しいライブとなってます。
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