2008.8.28.「LIVE」~未成年白書~加護亜依・対談エッセイ集



北京オリンピックが閉幕しましたので日本に戻って来ましたピストルです。ニイハオ!
「ラジかるッ」でボスと共演して以来、しばらく姿を消してましたが、
ちゃんと「LOVE BASKET. ROLL」も食べましたし、「千姫」も見ましたよ。
ただ「加護ちゃんねる」はまだ見てません。俺の携帯だと見れないんだよね。
でんでんさんも「あの企画どうなん?」と心配してメール寄こして来たり、
世間でも色々と物議を醸し出してるようですが、ようは「現代版・かごじぞう」ですよね?
世直し企画とかボスの十八番じゃないですか。僕はアリだと思いますよ。まだ見てないけどw
週末にでも見れる携帯に機種変更してきます。



<タバコを吸う子はお仕置きするぞぉー!じぞじぞ!








 「LIVE」~未成年白書~加護亜依・対談エッセイ集





今まで8年間ずっとボスの事を見て、ボスの言葉を聞いて、自分なりに色々考えて来た。
ボスは何を考えてるのか非常に分かりづらいので、ボスの言葉を元に自分なりに解釈して
答えを導き出して来た。いつもそこには正解はなく、自分というフィルターを通して
「こう思ってるハズ」って答えを出してた。
復帰してからのボスの言葉には今までには無かったリアルな言葉が度々出てくるようになった。
こちらが色々と解釈する余地の無いストレートな発言。
そうかと思えば今まで以上に難解な発言もしてるけどw

この本にはそんなリアルな加護亜依がたくさん詰まってる。
今まで答えがわからなかったものが一気に見えた感じがする。
やっぱりそう思ってたんだって感じる部分もあるし、逆もあった。

「加護亜依を消したいと思うことがあった」と対談の中で語ってる。
世間が持ってた「加護亜依」「加護ちゃん」という大きなイメージ。
そこから脱却したいと思う自分も居るけど、イメージを守らなければいけないと思う自分も居る。
娘。の後期からW時代は、特にこの思いは強かったと思う。
「かわいらしい加護ちゃん」ってイメージに縛られて窮屈そうにしてるのは伝わってきたし、
それをぶち壊して新たな加護亜依を見せたいと心の中で思ってるってのも伝わって来てた。
だから「加護ちゃんかわいい」的な意見が世の中に溢れてるのがあまり好きではなかったし、
「加護さんはかわいいだけちゃいますよ!」って声を大にして言いたかった。

元々ボスの事を「アイドル」って括りで好きになった訳じゃないし、そこに惹かれた訳じゃない。
ある時期からはアイドル(ハロプロ)って枠組みの中に居るには窮屈過ぎるって思ってたし、
違和感を感じる場面も良くあった。
タバコを吸って謹慎になった時も世間的には「あの加護ちゃんがまさか!」って感じだったけど、
俺からすれば「まあタバコぐらい吸うわな」って思ったし。

昔、ポポにこんな感じの事を言われた事があった。
「亜依國の中の加護ちゃんって本当の加護ちゃんじゃないよね。
加護ちゃんはもっとかわいらしいし、ピストルが妄想で作り上げてるよね。」って。
でも、蓋を開けたら亜依國の中の加護ちゃんなんてまだかわいいもので、
リアルな加護ちゃんは世間を驚かすほどの超モンスターだったわけw

めちゃめちゃ強引なやり方ではあったけど、世間が持ってたイメージぶち壊すことには
成功したわけで、ダーティーなイメージは付いてしまったかもしれないし、
やりづらくなった仕事も多くなったと思う。
ただ、あの件がなくそのまま進んでたとしても「かわいい加護ちゃん」ってイメージが
いつまでも付きまとって、やりたい事もやれないで終わったかもしれないし、
ハロプロって枠組の中で飼い殺しにされたままだったかもしれない。


空白の2年間。
本当だったらこの2年間たっぷりとWとしての活動があって、そこからお互いがソロとなって
今のようなソロ活動を始めてるってのが理想だった。
いずれはソロとしての活動を思い描いてたけど、Wとしての未練だけは今も大きく残ってる。
Wの2ndアルバム『2ndW』は「17歳」をテーマにした曲が詰まったアルバムだった。
その中の数曲は1度もライブで披露される事なく終わったし、ボスのアイドルとしての時間も
17歳で止まってしまった。

「私はね、17歳、セブンティーンっていう響きがすごい大好きだったの。」

「そんな17歳の時期にとんでもないことをしてしまって、とんでもない年になってしまったけど」

「でも私はこれからも17歳を忘れない。」

18歳、19歳のボスとは1度も会うことができなかったけど、
20歳になった時点でこうして再会して見ると不思議なもので2年って長さをあまり感じない。
タバコ吸って謹慎、2度目で解雇って流れは決して肯定できないけど、
結果的に辿りついた20歳のボスの立ち位置としては、これはこれでアリだったのかもなと
この本を読むと思うことができる。
失った物は確かに大きいけど、ボス本人がこの2年間で得た物は
今後の人生を考えたら物凄く大きかったと思うしね。
空白だけど決して空白ではない重要な2年間。
ずーっとアイドルのまま過ごして20歳になるのと、こうやって遠回りして20歳になるのと
どっちがボスの人生にとって良かったのか、それは今後のボス次第だと思うし。


この本を読んで一番安心したのは、過去に未練はなく、しっかりと前を向いてる事が
きちんと伝わって来たこと。
2年間ずーっとモヤモヤしてたのは、ボスがどう思って生きてるんだろう?って事だったし、
その答えだけは聞かないと死んでも死に切れないって思ってた。
こうやってボスのリアルな言葉で答えを聞けたのでもう満足だし安心しました。
これからもボスの進む道を見続けさせてもらいますので長い付き合いになると思いますが
よろしくどうぞ!!

You've made it. Never look back...


PS
本の締めくくりが「煙草の似合う女優になっていたいな。」ってのはどうかと思うけど、
そこまで言い切るならどんどん吸ったらいいんじゃないでしょうかw
「タバコ辞める」とかもう言わないで「一生吸い続けますけど何か問題でも?」って
ハッキリ言った方がいいと思いますよ(^^)

土曜日の握手会にはこのCDをプレゼントで持ってきますね♪





by・ピストル