2010.05.27.

ローリングストーンズの70年代の名盤「メイン・ストリートのならずもの」の再発盤が
先週世界同時に発売されたので、速攻でGETしてずっと聞きまくってる。
初めてこのアルバムを買ったのは高校の時なので、もう25年くらい聞き続けてるけど、
歳を取るたびに味わい深く聞ける。ストーンズは全体的にそうだけどこのアルバムは特にね。
ストーンズにとって29年ぶりの全米1位を取れるか期待されてたけど結果は2位。
意外なことにストーンズって81年の「刺青の男」以来1位を取れてないんだよね。
未発表曲や再レコーディング曲などが入ってるボーナスディスクが最高。
お蔵入りしてた曲がこうやって陽の目を見るってことはうれしい。

ってことで、ちょっと前に途中まで書いててお蔵入りしてた日記を書き上げたので
「メイン・ストリートのならず者」発売記念としてUPしときます。マニア向けよw





 メイン・ストリートからのならず者



2007年、「なれのはて」をスタートした年。
今の俺を見てる人には信じられないかもしれないが、2006年までの俺はハロプロ以外の
アイドルには一切手を出さない『ハロプロ純潔ヲタ』だった。98年にモーニング娘。と出会うまで、
思春期から20代後半まではアイドルに一切興味がなく過ごしていた。
中学の時はアイドル全盛・中山美穂や、小泉今日子、高校時代はおニャン子クラブと
当時人気のアイドルに熱中するクラスメイトは周りに居たけれど、俺は一切目もくれず、
というよりはアイドルなんかに夢中になってるような連中は心底気持ちが悪いと思ってた。
そんな俺をこの世界に引きずり込んだのはモーニング娘。そしてハロープロジェクトだ。

「俺はアイドルが好きなんじゃない、ハロプロが好きなんだ!」
今思えばそう自分に言い聞かすことで、昔軽蔑してたアイドル好きの連中と俺は違うんだと
自らを擁護していたのかもしれない。
2006年から2007年、人生の中で最大の苦しみを味わった期間。
その苦しみも2007年5月に1つの区切りを迎えた。
今から3年前の5月、あそこから何度目かの新たな人生がスタートした。



ハロプロ以外のアイドルだけどつんく♂が手がけてるキャナァーリ倶楽部。
ポッシボーとこのキャナァーリ倶楽部がまず最初の肩慣らし。
「つんく♂プロデュースだから」それが免罪符だった。
そのうちChu!☆Lips、hy4_4yhなどつんく♂印の取れたアイドルにも手を出し始めた。
どうせなら日本のアイドルってやつをとことん極めてやろうか!
メジャーだろうが地下だろうが、話題になってるアイドルは片っ端から見てやろう。
そして2007年中に3つの未開拓現場にチャレンジすることを決めた。
「アイドリング!!!」「AKB48」「おいも屋」の3つ。
アイドリング!!!は12月に行われた1stライブで現場デビュー、
その勢いに乗って翌週AKB48劇場に乗り込み、AKB童貞をチームBに捧げたのが12月11日。

年末にはいよいよ「おいも屋」に足を踏み入れた。買い物もした。スタンプカードも貰った。
しかし、そんなことで「おいも屋デビュー」とか名乗ったら世のおいもニストに鼻で笑われる。
おいも屋デビューとはおいも屋で毎週末に行われている「イベント」に参加してからだ。
何度かチャンスはあった。あいど~なつの杏なつみちゃんのイベント券を手に入れて、
あとは現場に赴くだけだったのだが、前の現場の時間が押してしまい泣く泣くキャンセル。
他の現場が充実していたこともあり、それ以降「おいも屋イベント」の存在自体いつの日からか
忘れ去っていた。おいも屋アイドルは「会いに行けるアイドル」ではなく、
「モニターの中だけで会えるアイドル」それでいいじゃない!その方が健全じゃない!
そう自分に言い聞かせ、おいも屋は俺の現場テリトリーからは外したのであった。

※おいも屋に初めて足を踏み入れた時の貴重な写真 (2007年)






 松嶋友貴奈

 

2008年12月。
約1年ぶりにおいも屋の存在を思いださせる事件が起きた。
マイミクが昼ドラを毎日録画し「ゆっきーな!ゆっきーな!」と騒ぎ出したのだ。
2008年11月からスタートしたTBS愛の劇場40周年記念番組「ラブレター」。
このドラマで主人公の小学生役を演じたのが天才的美少女・松嶋友貴奈。
おいも屋ではすでにNo.1スターの座を確立していたゆっきーながこのドラマ出演で
一躍お茶の間にその名を轟かせたのである。
おいも屋デビューすることなく1年間過ごしてしまっていた俺はゆっきーなの存在を
ここで初めて知ることになった。去年のうちにおいも屋デビューしていれば・・・。

おいも屋侮るなかれ。
松嶋友貴奈のような逸材を1年以上も知らぬまま過ごすとか、
こんな失敗を二度と繰り返さないためにも定期的においも屋情報は仕入れることにした。
久しぶりに「おいも屋」に足を踏み入れ、いくつか資料を買い漁ったが、
スタンプカードの有効期限は切れていた。1年なのだ。



2009年6月に実施された「ピストルエナジー05」。
実はこの05から条件が一部変更されている。
それまでは『日本国内で音楽活動をしているU-19の女性アイドル』というのが条件だった。
この05からは『日本国内で音楽活動をしている』という条件が撤廃されたのだ。
これは9位の福原遙をランクインさせるためと思われているようだが、
実はゆっきーな熱が上がり出した年頭から決めていたことであり、ルール変更に動かせたのは
まいんちゃんではなくゆっきーなだったのだ。「まいんちゃん」のTV放送が始まったのは4月、
この時点ではすでにルール変更は決まっていたのだ、これ豆な。

ちょうどこの頃、ゆっきーなやまいんちゃんのお陰でエナジー低年齢化に拍車がかかり、
「ピストルエナジー05」はおいも屋アイドルが多数ランクインしていたのだ。これも豆な。

34(初)松嶋友貴奈(12/チャーム☆キッズ)
61(初)山口えり(14/choice?)
66(初)海堂るりこ(12/チャーム☆キッズ)
69(初)望月ゆな(15/choice?)
68(初)高岡未來 (14/choice?)
70(初)金子美穂 (12)
80(初)田口まりん(12/チャーム☆キッズ)
96(初)山中知恵(14/チャーム☆キッズ)

しかし、これだけエナジーが高まったにも関わらず、2009年も「おいも屋イベント」には
参加することなく終えてしまった。2009年の現場参戦数は史上最多の450回。
この数を見ても分かる通り週末はとにかく現場、そのお陰で土日は完全に予定が塞がり、
土日のみのおいも屋イベントはどうしても後回しになってしまったのだ。
ゆっきーなが春以降一切のおいも屋活動を停止してしまったことも大きかった。



2010年1月。
遂に来るべき時が訪れた。
松嶋友貴奈チャームキッズ卒業。

大手事務所に移籍するなど色々言われてはいたが未だに正式なことはわからない。
松嶋友貴奈が我々の前から姿を消してしまった、その事実だけが残ったまま。
年明け一発目の衝撃「ゆっきーな卒業」で俺は思った。いや思い出した。

「いつまでもあると思うな親とアイドル」

アイドルはいつ目の前から居なくなってしまうかわからない。
だから今を全力で!目の前に居るアイドルに全力で行くべし!
その5日後、俺はおいも屋アイドルとのファーストコンタクトに向かったのである。





 海堂るりこ



松嶋友貴奈無き後、チャームキッズの中で一番高エナジーを感じてるのが海堂るりこ。
2009年後半からは新たなエースとして彼女がチャームキッズを引っ張っていると言っても
過言ではない。ピストルエナジー05、06でももちろんランクイン。

「好きな人をずーっと見続けたい、みんなが持っているそんな願望を海堂るりこちゃんが
叶えます!最高に可愛い子猫のような瞳で、もうアナタを捉えて離しません!
見れば見るほどハマっちゃう作品です!」でおなじみの「海堂るりこ/コイビト目線」
疲れた体を癒してくれるカンフル剤として良く利用している。
一切喋ることもせず、ただひたすらカメラ目線で見つめてくる刺激的な映像。
最初見た時は「アロマ企画かっ!」と思わずツッコミを入れたくなる衝動にかられたが、
何度も見ていくうちに病みつきになる作品となっている。



2010年1月11日 アイドルステーション@吉祥寺 CLUB SEATA
出演1部:Feam・Chu!☆Lips・・Pナッツ・太田ゆうき
・SMILY(山中知恵・美咲奈緒・倉梨さら)・Ribbon(松本あやか・海堂るりこ)

おいも屋イベントは敷居が高く二の足を踏んでいた俺に絶好の現場が訪れた。
FeamやChu!☆Lipsなどが出演するアイドルステーションにチャームキッズ軍団が参加。
海堂るりこちゃんと松本あやかちゃんによるデュオユニット・Ribbonも出演。迷わず参戦。

初るりこにテンション最高潮で乗り込んだものの会場に入ると中はガラガラ。
チャームキッズ目当てのヲタは15人程度、Chu!☆Lips等が目当ての客は外で休んでる状態。
何の努力もせず最前被りつきで生るりこを初鑑賞。
短い時間だったけど思ってたよりダンスも歌もしっかりしてるし、
何よりるりこのかわいさがハンパねえー!

ライブが終わったあとは、もちろん物販。
るりこちゃんとのファーストコミュニケーション。
前からDVDや雑誌を見てファンだったことや、今日のライブが良かった的な話をした。
今後もライブ活動はやるの?と聞いたら、微妙な返事。
隣に居たスタッフによると「うちはライブはあまりやらないんです。」と。
どこで会えるの?と聞くと「おいも屋でのイベントです」。
やはりおいも屋のドアはノックせざるを得ないようだ。

 





 初めてのおいも屋イベント~Ribbon



2010年5月15日。遂に禁断のおいも屋イベント初参加。
本当は海堂るりこ単体のイベントに参加したかったが時間が合わずRibbonイベントに参加。
参加資格はDVDを1枚購入するだけ。整理券を手に店内で時間を待つ。
イベントに参加するであろうおいもニスト達が10数人店内を徘徊。

「イベントに参加される方は入り口へどうぞ!」スタッフの声が聞こえたので、
イベントスペース入り口へ向かう。俺は3番目に並んだ。
1番目の人が中に入ると、次の人も続けて中に入り3番目の俺も中へ。
イベントは1人づつ参加するのだが、常時2人が中で待機する形。

イメージ画像

これがイベントスペース内の画像。
①ここが入り口。売り場からここを通ってイベントスペースに入る。
②次の人が待機する椅子。
③その次の人はここの椅子で待機
④イベントはここに立って行う。

イメージ画像

テーブルを挟んでメンバーと客が向き合う形。テーブルにはこのような布が敷いてあり、
このイベントではたくさんのリボンが机の上に無造作に置いてあった。
テーブルの横にはイベントを進行するスタッフ(はなわ似)と世話係のおばさん2名。
このおばさんはおそらくマネージャー的な人なんだと思う。


1人目の客がスタート。Ribbonの2人はキャーキャー賑やかにしてるが、
お客さんは一言も発しない。コミュニケーション的なものを取ろうとしない。
淡々とイベントが進んで行く。まずはRibbonの2人が色紙にサイン。
サインを書き終わるとスタッフが「ここでイントロクイズを行います!」

えっ!?なにそれ!聞いてないんですけどw( ̄Д ̄;)w

はなわ似のスタッフがノートパソコンで曲を流し、ribbonの2人との早押し勝負。
「お客さんが正解した場合は素敵な罰ゲームがあります。」

えっ!?なにそれ!正解したら罰ゲームなの??w( ̄Д ̄;)w

「分かったらこちらのボタンを押してください。では行きます!」

流れてきた曲は、「AKB48/涙サプライズ」。

寡黙のおじさん答えられず、るりこちゃんが正解!!


その後は、お客さんのカメラでメンバーを撮影。テーブルの横のスペースへ移動。
ここでビックリ!今まで寡黙だったおじさんカメラを手に持つと豹変しますた!

イメージ画像

「はい!るりこちゃんはもうちょっと体を右に寄せて!」

「最高の笑顔でお願いします!」

「2人背中合わせて!指を前に突き出して!」

別人のようにイキイキと喋り出すおじさん。カメコってみんなこんななの?Σ(・ω・ノ)ノ!

イメージ画像

撮影タイムが終わると、今度はお客さんも混ざってスリーショット撮影。
するとおじさんまた静かになります。シャイだな。
撮影終わるとテーブルに戻りサイン手渡し会。
最後は握手をして終わり。

スタートしてから全工程終わるまで5分はある。
この様子を次の2人には延々とROMられる形。
初心者にはかなりディープな内容。

 


2番目のおじさんが終わりいよいよ俺の番。

「1月に吉祥寺でやったライブ観に行ったんだよ!
あれ以来ライブがなかなか無いので、今日は勇気を振り絞ってここに来ました。」
などなどお喋り。

イントロクイズ。

曲が流れた瞬間、一瞬で体が反応!素早くボタンを押す俺!

「はやーーーい!」とるりこちゃん。

俺「行くぜっ!怪盗少女」

「うぉぉ!すごいですね!」と驚くはなわ似の店員。
「ももクロですよね!知ってます!」とるりこちゃん。

まさかこのおっさんがももクロを瞬時に答えられるとは思うまい!がはは!

「ではここで罰ゲームです。ribbonの2人からリボンのプレゼントです!」

テーブルの上にたくさん並んでるリボンの中から1つ選んで渡される。

「これを手首につけてください!そのまま家まで帰ってくださいね(笑)」
なすがままにリボンを巻かれる俺。




そのあと撮影タイム、スリーショット撮影を終えて、サインを受け取り、握手をして終了。
「また来るからね!ばいばい!」2人に別れを告げて、そのまま退出。


2007年秋に参戦を決意してから実に2年半。
やっと念願のおいも屋イベントに参加して、俺も立派なおいもニストになれた、、、
そう思っていたのだが、そんな俺をせせら笑うように『真のおいもニスト』がこう言い放った。

中学生のイベントなんておいも屋イベントと呼べませんよ!

真のおいもニストになりたいなら小学生のイベントに参加しないとね!

  


よっしゃあ!!次は七瀬りのちゃんうさぴょんずのイベントに参加してやるわああ!
これぞTHIS IS おいも屋だろ!文句言わせんぞおお!ヒ━━ハァ━━━( ノ`Д´)ノ ┫

 



by・ピストル